三菱商は後場に売られる、今期最終益予想引き上げも市場の期待に届かず
三菱商事<8058>は後場に売られ、一時フシ目の7000円を割り込んだ。この日、24年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直し、最終利益の見通しを9200億円から9500億円(前期比19.5%減)に引き上げた。もっとも9800億円前後の市場コンセンサスに修正後の最終利益は届いておらず、業況に対する投資家側の慎重な見方を強めたようだ。
天然ガスや自動車・モビリティー、総合素材及びコンシューマー産業セグメントなどが順調に推移しており、業績予想に織り込んだ。同時に三菱商は12月31日を基準日とし、24年1月1日付で1株を3株に分割すると発表。また年間配当予想について、株式分割前の水準で200円から210円(前期比30円増配)に見直した。