愛時計が後場上げ幅拡大、好採算品の需要反映し今期最終益は一転過去最高計画で配当予想増額
愛知時計電機<7723>が年初来高値を更新。後場に上げ幅を広げた。2日、24年3月期の連結業績予想の上方修正を発表し、最終利益の見通しを29億円から34億7000万円(前期比0.3%増)に見直した。減益予想から一転して前期に続き過去最高益を計画する。年間配当予想は10円増額し62円としており、これらを好感した買いが入ったようだ。
今期の売上高予想は516億4000万円から517億2000万円(同3.1%増)に小幅に増額した。好採算の製品を中心に計画を上回る需要を見込む。水道の官需でも、入札価格面で一部に改善の兆しがあるとし、影響を業績予想に反映した。前期の年間配当は記念配当3円を含めて55円だった。