伊藤智洋が読む「日経平均株価・短期シナリオ」 (11月6日記)
日経平均株価は、6月19日の高値3万3772円と9月15日の高値3万3634円でダブル・トップを完成して、現在が下降の流れへ入っているか、10月4日の安値3万0487円が押し目になって、年末へ向けて3万3772円を目指す流れへ入っているかのどちらかの展開が考えられます。
前者なら、最近の反発は、9月15日以降が下降の流れへ入っている途中の動きだと推測できます。
目先は、10月13日の高値3万2533円前後で上値を抑えられて、すぐに下降を開始する公算です。
前週末のNYダウが上昇した流れを映して、本日の日経平均株価の寄り付き値が大きく上放れて始まる公算です。
3万2533円前後で上値を抑えられるなら(上げ余地があまりないので)、本日は、寄り付き後、あまり上昇せず、下降を開始する公算です。
本日以降も上昇の流れを継続するなら、目先は、一気に3万3000円以上へ上げる動きになる可能性が出てきます。
その場合、最近の上昇の動きが一時的な反発ではなく、上値を試す流れへ入っている可能性が大きくなります。
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【伊藤智洋 プロフィール】
1996年に投資情報サービス設立。メールマガジン、株価、商品、為替の市況をネット上で配信中。最新刊「高速取引・AI・アルゴのやっかいな値動きに負けない 弱者でも勝ち続ける『株』投資術」、「勝ち続ける投資家になるための 株価予測の技術[決定版]」(ともに日本実業出版社)など著書多数。
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