「インド関連」が13位、スズキはインド事業牽引役に業績好調<注目テーマ>
★人気テーマ・ベスト10
1 半導体
2 半導体製造装置
3 人工知能
4 地方銀行
5 円高メリット
6 自動車部材・部品
7 JPX日経400
9 インバウンド
10 円安メリット
みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「インド関連」が13位となっている。
スズキ<7269>が7日に発表した4~9月期決算は、営業利益が前年同期比4割増の2294億6100万円だった。円安や原材料価格の落ち着き、半導体不足の解消などを背景に国内外で四輪車販売が増加した。なかでも牽引役となったのがインド事業だ。SUV(多目的スポーツ車)モデルの積極的な投入が奏功し、販売台数を伸ばした。決算とあわせ通期上方修正も発表し、6期ぶりに営業最高益を更新する見通しを示した。
インドは今年、中国を抜いて人口世界一となった。人口増を追い風に高い経済成長を遂げることが見込まれており、国際通貨基金(IMF)の予測では2027年までに国内総生産(GDP)で世界3位に浮上するという。同国で事業展開する日本企業にはビジネスチャンスが広がっている。
主な銘柄はインドの自動車市場で高いシェアを誇るスズキを筆頭に、二輪市場で実績を持つホンダ<7267>やヤマハ発動機<7272>、エアコン市場で首位のダイキン工業<6367>など。日本ペイントホールディングス<4612>や関西ペイント<4613>、TOTO<5332>、フジテック<6406>のほか、Gunosy<6047>、ミクニ<7247>などもマークしておきたい。