小林製薬が急伸、7~9月期最終12%増益で約120億円分の自社株買いも実施

材料
2023年11月8日 13時06分

小林製薬<4967>が急伸した。7日の取引終了後、23年12月期第3四半期累計(1~9月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比4.2%増の1191億1500万円、最終利益は同6.9%増の154億9800万円となった。7~9月期で最終利益は同12%増と大きく伸びた。加えて、自己株式立会外買付取引(ToSTNeT─3)による自社株買いも行っており、業況への評価と株式需給面へのポジティブな影響への期待をもとにした買い注文が集まったようだ。

1~9月は国内ではインバウンド需要の増加が売り上げに貢献。海外では東南アジアで「熱さまシート」の需要が高まったほか、円安効果も相まって大幅な増収増益となった。同社はあわせて、ToSTNeT─3において192万4600株(自己株式を除く発行済み株式総数の2.53%)の自社株を総額約120億円で買い付けると発表。8日に予定通り買い付けが完了したと開示した。野村証券が借株をしたうえで小林製薬の買い付けに応じる「コミットメント型自己株取得(FCSR)」の手法を採用した。野村証券は今後、株式市場から小林製薬株を取得し、貸借市場などで借りた同社株を返却していくという。

出所:MINKABU PRESS

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.