大成温調がS高カイ気配、24年3月期営業利益予想を一転増益予想に上方修正し配当も増額
大成温調<1904>は朝方から買いが先行し、午前10時30分時点でストップ高の2916円水準でカイ気配となっている。13日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想について、売上高を515億円から571億円(前期比22.9%増)へ、営業利益を16億円から24億円(同38.5%増)へ上方修正して減益予想から一転して増益予想とし、あわせて期末一括配当予想を84円から126円(前期82円)へ引き上げたことが好感されている。
期初の手持ち工事が豊富にあったことに加えて、ハワイ子会社で大型案件を含む受注が堅調に推移していることが要因。また、国内の受注時利益率の改善に加え、大型物件の原価低減なども寄与する。なお、純利益は12億円(同18.3%減)の従来見通しを据え置いている。
同時に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高275億5300万円(前年同期比40.0%増)、営業利益10億8400万円(同3.9倍)、純利益5億3000万円(同27.0%増)だった。
また、24年3月末時点の株主から株主優待制度を拡充するとあわせて発表した。現行制度では300株以上保有する株主を対象に保有株数に応じてクオカードを3000~1万円分贈呈していたが、新制度では1万6000円~6万円分贈呈するとしている。