トヨクモ---3Qも2ケタ増収増益、通期業績予想の上方修正を発表

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2023年11月14日 13時58分

トヨクモ<4058>は13日、2023年12月期第3四半期(23年1月-9月)決算を発表した。売上高が前年同期比25.7%増の17.64億円、営業利益が同26.8%増の6.63億円、経常利益が同27.0%増の6.63億円、四半期純利益が同27.6%増の4.59億円となった。

「安否確認サービス」は、災害時に従業員等の安否確認を自動で行うクラウドサービスとなっている。パンデミックをはじめとした非常時においては、従業員等に適切な予防方法を周知する、定期的に体温の報告をしてもらうなど従業員の健康管理として活用したり、サプライチェーン等に納期の懸念があるかを確認するといった、BCP(事業継続計画)対策としても活用したりすることが可能なため、今後もサービスを利用して頂ける機会は拡大していくとしている。そのため、新たなテレビCMをはじめ、交通広告、インターネット広告、展示会への出展等を通じて、安知名度向上に努めてきた。関東大震災から100年となる2023年9月1日には、実際の災害を想定し、安否確認サービスを利用中の顧客のうち、1,463社、568,105ユーザーに向けて全国同時一斉訓練を実施した。前年を上回る過去最大規模の実施となったが、災害時のようなアクセス負荷状況であっても、システムが安定して稼働することを確認している。また、他社システムとの連携も強化しており、当四半期では、Microsoft Corporationが提供する「Microsoft Entra ID」との連携機能を追加した。同社の安否確認サービスと人事情報連携ができるサービスは5つとなった。

「kintone連携サービス」は、サイボウズ<4776>の提供する「kintone」と連携することで、より便利に「kintone」を利用するためのクラウドサービスとなっている。当四半期では、「プリントクリエイター」「フォームブリッジ」「kViewer」「kMailer」の4製品が、レコモットが提供する「moconavi(モコナビ) LGWAN クラウドゲートウェイサービス」との提携を開始した。これにより、地方公共団体で利用されている組織内ネットワーク「LGWAN」からも当社製品を利用することが可能になった。加えて、昨年7月にリリースした「kintone」と連携する次世代型ユーザー管理機能「Toyokumo kintoneApp認証」は、20万ユーザーを突破した。

「トヨクモ スケジューラー」は、従来のグループスケジューラーがもつ社内の日程調整に加えて、社外の人との日程調整もできる新しいコンセプトのスケジューラーとなっている。当四半期では、日程調整ページから作成される予定やメールに日程調整相手の情報が記載されるように機能改善を行った。日程調整を目的としたサービスであるため、業種や規模を問わず利用してもらえるものであり、競合他社は多いものの市場規模は大きいとしている。そのため、インターネット広告、展示会への出展等を通じて知名度向上に努めてきた。

2023年12月期通期については、同日、業績予想の上方修正を発表した。売上高が前期比25.4%増(前回予想比4.3%増)の24.30億円、営業利益が同31.4%増(同16.7%増)の8.40億円、経常利益が同31.5%増(同16.7%増)の8.40億円、当期純利益が同35.8%増(同19.0%増)の5.80億円としている。

《SI》

提供:フィスコ

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