南海化学が一時S高、24年3月期営業利益予想の上方修正と増配を好感
南海化学<4040>が急反発し一時ストップ高の4035円に買われる場面があった。14日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想について、営業利益を8億8000万円から13億円(前期比63.2%増)へ、純利益を6億円から10億円(同98.4%増)へ上方修正し、あわせて未定としていた期末配当予想を35円とし、年間配当予想を50円(前期15円)としたことが好感されている。
売上高は207億円から203億円(同3.6%増)へ下方修正したものの、上期に化学品事業の基礎化学品において製品価格の是正を行うとともに販売数量確保と原価抑制に努めたほか、各種塩事業で梅の豊作による梅用塩の受注量が増加したことや製品価格の是正を行ったことが寄与する。
同時に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、前年同期は四半期決算を開示していないため単純比較はできないものの、売上高91億4200万円、営業利益8億9100万円、純利益6億4200万円だった。