フォスターがS高、24年3月期利益及び配当予想を上方修正
フォスター電機<6794>がストップ高の1046円に買われなおも買いを集めている。14日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想について、営業利益を30億円から40億円(前期比63.5%増)へ、純利益を13億円から20億円(同2.4倍)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を10円から15円へ引き上げ年25円(前期20円)としたことが好感されている。
車載用スピーカの出荷に関して、一部顧客において在庫調整に伴う出荷数量の減少があった一方、前期の半導体不足などによる自動車需給の厳しい環境が改善し、通期で見れば出荷数量は計画通りに回復する見込みであることから売上高は1200億円(前期比1.1%減)の従来見通しを据え置いた。ただ、需要予測の精度を高め最適な生産体制、在庫量を保持すべく努め、引き続き継続的な原価改善施策を推進し、これに伴い国際物流に係る費用、資材費などが計画を下回ることから、利益を上方修正した。
同時に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高597億100万円(前年同期比2.3%増)、営業利益21億6500万円(同6.2倍)、純利益11億1400万円(前年同期2億4900万円の赤字)だった。