エヌ・シー・エヌ---2Qは減収なるも大規模木造建築(非住宅)分野は大幅増収に

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2023年11月15日 12時31分

エヌ・シー・エヌ<7057>は14日、2024年3月期第2四半期(23年4月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比8.8%減の42.20億円、営業利益が同90.3%減の0.23億円、経常利益が同96.6%減の0.08億円、親会社株主に帰属する四半期純損失が0.04億円(前年同期は1.61億円の利益)となった。

住宅分野の売上高は前年同期比35.1%減の25.35億円となった。SE構法出荷数は459棟(前年同期比27.1%減)、SE構法登録施工店は新規に14社加入し、606社となった。

大規模木造建築(非住宅)分野の売上高は同167.6%増の15.22億円となった。SE構法出荷数は66棟(前年同期比57.1%増)となり、引き続き好調に推移した。SE構法以外の大規模木造建築設計を扱う木構造デザイン社では、構造計算出荷数が37棟(前年同期比117.6%増)となり、同社の非住宅木造建築物の構造計算数は109棟(前年同期比47.3%増)と大きく増加した。加えて、昨年の10月に大断面集成材加工や特殊加工、大規模木造建築の施工力に強みを持つ翠豊社をグループ化した。

環境設計分野の売上高は前年同期比27.6%増の1.29億円となった。2021年4月より説明義務化となった住宅の省エネ性能に対して、補助金の受給に関するコンサルティング業務と合わせてサービス提供することで、木造住宅、集合住宅及び非住宅木造物件向けの一次エネルギー計算書の出荷数は1,569件(前年同期比19.3%増)となった。

子会社及び関連会社について、当社の持分法適用関連会社であるMUJI HOUSE社は、戸建て住宅販売においてウッドショックによる影響を受け、当第2四半期連結累計期間では赤字を計上した。一方、成長分野に向けた取り組みとして木造店舗建築(非住宅分野)へ進出した。

2024年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比2.0%減の90.55億円、営業利益が同44.7%減の2.33億円、経常利益が同48.7%減の2.33億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同45.4%減の1.65億円とする期初計画を据え置いている。

《SI》

提供:フィスコ

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