ツルハHDが急騰、「非上場化検討で複数のPEファンドが関心」と伝わる
ツルハホールディングス<3391>が急騰した。この日、米ブルームバーグ通信がツルハHDに関し、「買収受け入れによる非上場化を検討していることが15日までに分かった」と報じた。複数のプライベートエクイティー(PE)ファンドなどが興味を示しており、6000億円規模の買収になる見通しと伝えている。TOB(株式公開買い付け)時での株価に上乗せされるプレミアムを期待した買いが集まった。同社の時価総額は足もとで6000億円を超える規模にまで膨らんでいる。
報道によると、すでに財務アドバイザーを選定しており、11月下旬に一次入札を実施する。アクティビスト(物言う株主)らへの対策から離れ、成長戦略に集中する狙いがあるとしている。東京証券取引所は15日、非公開化に関する不明確な情報が生じているとして、ツルハHDを巡り注意喚起を行った。同社の筆頭株主であるイオン<8267>も報道を受けて上げ幅を拡大した。