話題株ピックアップ【夕刊】(3):オキサイド、PCIHD、ロボペイ

注目
2023年11月16日 15時19分

■オキサイド <6521>  2,563円  +148 円 (+6.1%)  本日終値

オキサイド<6521>がマドを開けての大幅高で4連騰。株価は2000円台前半での底練りが続いていたが、ここにきてにわかにボトム圏離脱の動きを強めてきた。米長期金利の上昇が頭打ちとなるなかで、株式市場では相対的な割高感が緩和され、これまで見送られていたグロース株に投資資金が還流しつつある。特に出遅れていた半導体関連の中小型株に投資資金の攻勢が目立つ。そうしたなか、光学デバイスの開発・製造を手掛け、半導体ウエハー検査装置向けのレーザー技術などで、その技術力が注目される同社株も見直し買いの流れに乗っている。15日取引終了後には新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)「脱炭素社会実現に向けた省エネルギー技術の研究開発・社会実装促進プログラム」に採択されたことを発表、これも足もとで株価の刺激材料となっているようだ。 

■PCIホールディングス <3918>  995円  +55 円 (+5.9%)  本日終値

PCIホールディングス<3918>は大幅に3日続伸。15日の取引終了後、取得総数20万株(自己株式を除く発行済み株式総数の1.98%)、取得総額2億円を上限とする自社株買いを実施すると発表した。取得期間は11月16日から12月22日。また12月20日に自己株式20万株の消却を実施する。あわせて中期経営計画も発表。26年9月期に売上高を305億円(24年9月期見通しは263億円)、営業利益を27億5000万円(同15億1000万円)に伸ばす目標を掲げた。これらをポジティブ視した買いが入ったようだ。

■ロボペイ <4374>  2,454円  +131 円 (+5.6%)  本日終値

ROBOT PAYMENT<4374>が続急伸した。15日の取引終了後、10月度の月次売上高が前年同月比35.0%増の2億500万円となったと発表。大幅な増収基調の継続を好感した買いが入ったようだ。請求管理ロボの売上高は同38.3%増の7800万円、サブスクペイの売上高は同34.0%増の1億2500万円とともに大きく伸びた。加えて同社は16日、請求管理ロボにおいて、請求書と関連帳票の同時送付を可能とするファイル添付機能をリリースしたと発表している。

■プロジェクトカンパニー <9246>  2,708円  +142 円 (+5.5%)  本日終値

プロジェクトカンパニー<9246>が7日ぶりに急反発した。15日の取引終了後、SBIホールディングス<8473>とMacbee Planet<7095>との間で、資本・業務提携を締結したと発表。これを手掛かり視した買いが入ったようだ。プロカンの前副社長である伊藤翔太氏から、SBIホールディングスは60万株(発行済み株式総数の10.29%)、マクビープラは15万株(同2.57%)を取得。SBIホールディングスの議決権所有割合は26.9%となる。SBIホールディングスとプロカンは、SBI証券が推進する新NISA(少額投資非課税制度)の口座獲得や顧客基盤の拡充に伴い、サービス強化などを進める。またプロカンと子会社が進めるコンサルティング案件で、マクビープラのソリューションを活用していく。プロカン前副社長の伊藤氏の保有株式を巡っては、社長の土井悠之介氏が7万5000株を東証の立会外取引のToSTNeT─1を通じて取得する方針。更に、プロカンは東証の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT─3)を通じて32万5000株の買い付けを行うと発表し、16日にプロカンは買い付けを完了したと開示した。伊藤氏の残りの保有株の処分に関しては、継続して協議を行う予定としている。

■ナガオカ <6239>  925円  +48 円 (+5.5%)  本日終値

ナガオカ<6239>が3日ぶりに反発した。15日の取引終了後、同社製品について大口受注があったと発表しており、株価の支援材料となった。アフリカで新設されるプラスチック原料のプロピレンのプラント向けに同社のスクリーン・インターナルが採用された。受注金額は約7億円で、契約納期は2025年2月としている。

■大日光 <6635>  500円  +23 円 (+4.8%)  本日終値

大日光・エンジニアリング<6635>が一時12.8%高の538円まで急伸した。同社は15日、東京理科大学が宇宙航空研究開発機構(JAXA)との共同研究で開発を進めている有翼ロケット試験機(WIRES#015)に搭載される電子機器の開発・製造支援業務に参画すると発表。これが買い材料視されたようだ。超小型人工衛星搭載用電子基板の技術ノウハウを生かし、同試験機に搭載する直流電源部や一部のI/F部の開発を支援していくという。

■データアプリ <3848>  938円  +43 円 (+4.8%)  本日終値

データ・アプリケーション<3848>が3日ぶりに反発。同社は15日取引終了後、24年3月期の期末一括配当を従来計画比1円50銭増額の24円(前期は22円50銭)にすると発表しており、これが好感されたようだ。同社は株主資本配当率(DOE)3.5%の水準を目安に安定的かつ継続的に配当を行うことを方針としている。今回の増額修正については、6日に通期の単独業績予想を上方修正したことを勘案したという。

■サイエンスアーツ <4412>  580円  +15 円 (+2.7%)  本日終値

サイエンスアーツ<4412>が3日続伸。同社は15日取引終了後、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の警備及び防災活用に用いるIP無線アプリとして、ライブコミュニケーションプラットフォーム「Buddycom(バディコム)」を提供すると発表。バディコムは、インターネット通信網を利用して、スマートフォンやタブレットにアプリをインストールすることで、トランシーバーや無線機のように複数人と同時コミュニケーションを可能にするサービス。同社では大阪・関西万博での活用事例を皮切りに、警備及び防災現場で働く129万人に活用してもらえるように開発と販売を行うとしている。

■Ridge-i <5572>  1,689円  +35 円 (+2.1%)  本日終値

Ridge-i<5572>が朝安後に切り返した。この日、同社は宇宙航空研究開発機構(JAXA)が一般競争入札を実施した「地球デジタルツイン研究に向けたAIの予備検討」に採択されたと発表。これを材料視した買いが入ったようだ。JAXAはデジタルツインとして必要なAIに関する今後の研究計画の検討と試作を行うため、今回の一般競争入札を実施した。リッジアイは2024年3月まで、農林水産業など衛星データの利用分野で、生成AIに代表される先端AI技術などを組み込んだユースケースの検討と試作を行うという。

■DDグループ <3073>  1,366円  +21 円 (+1.6%)  本日終値

DDグループ<3073>が続伸した。15日の取引終了後、10月度の月次売上高を発表。既存店売上高は前年同月比14.5%増と増収基調を維持した。既存店では客数や客単価も伸ばしており、好感されたようだ。飲食事業、アミューズメント事業がともに増収となった。全店ベースの売上高は同6.9%増だった。

●ストップ高銘柄

マリオン <3494>  2,372円  +400 円 (+20.3%) ストップ高   本日終値

エフ・コード <9211>  1,780円  +300 円 (+20.3%) ストップ高   本日終値

アクアライン <6173>  699円  +100 円 (+16.7%) ストップ高   本日終値

大村紙業 <3953>  770円  +100 円 (+14.9%) ストップ高   本日終値

など、7銘柄

●ストップ安銘柄

デルタフライ <4598>  1,196円  -300 円 (-20.1%) ストップ安   本日終値

Waqoo <4937>  2,230円  -500 円 (-18.3%) ストップ安   本日終値

日本テレホン <9425>  504円  -100 円 (-16.6%) ストップ安   本日終値

以上、3銘柄

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