【投資部門別売買動向】海外勢が現先合算で5ヵ月ぶりの大きさとなる1兆1163億円買い越す (11月第2週)

市況
2023年11月16日 20時00分

●海外勢が現物・先物合算で5ヵ月ぶりの大きさとなる1兆1163億円買い越す

東証が16日に発表した11月第2週(6日~10日)の投資部門別売買動向(現物)によると、米長期金利の低下を受けて半導体関連が全体相場を牽引し、日経平均株価が前週末比618円高の3万2568円と大幅に2週続伸したこの週は、海外投資家が3週連続で買い越した。買越額は783億円と前週の576億円から増加した。海外投資家は先物の投資部門別売買動向でも日経225先物、TOPIX先物、ミニ日経225先物、ミニTOPIX先物、日経225マイクロの合計で2週連続の買い越しだった。買越額は1兆0380億円と前週の1636億円から急拡大した。現物と先物の合算でも2週連続で買い越し、買越額は1兆1163億円と6月1週以来およそ5ヵ月ぶりの大きさだった。証券会社の自己売買は2週連続で買い越し、買越額は2692億円だった。

一方、個人投資家は2週連続で売り越し、売越額は2545億円と前週の3868億円から縮小した。年金基金の売買動向を映すとされる信託銀行は3週ぶりに売り越し、売越額は547億円だった。

日経平均が大幅に2週続伸する中、海外投資家が現物・先物合算で5ヵ月ぶりの大きさとなる1兆1163億円買い越す一方、個人投資家は2週連続で売り越した。

■投資部門別売買代金差額 (11月6日~10日)

東証・名証2市場の内国普通株式市場の合計[総合証券ベース(全51社)]

※単位:億円(億円未満切り捨て) ▲は売り越し

  海外投資家 信託銀行 個人合計 [  現金  信用 ] 日経平均 ( 前週比 )

11月 ―――

第2週      783   ▲547  ▲2,545 [ ▲2,973   427 ] 32,568円 ( +618 円)

第1週      576   2,135  ▲3,868 [ ▲3,289  ▲578 ] 31,949円 ( +958 円)

10月 ―――

第4週      594    887   1,423 [   485   937 ] 30,991円 ( -267 円)

第3週     ▲766  ▲1,343   3,236 [  1,253  1,982 ] 31,259円 ( -1056 円)

第2週     4,557   ▲606  ▲1,508 [ ▲1,335  ▲173 ] 32,315円 ( +1321 円)

第1週     5,262   ▲577   4,011 [  1,912  2,099 ] 30,994円 ( -862 円)

9月 ―――

第4週     ▲776  ▲3,678   5,734 [  3,669  2,065 ] 31,857円 ( -544 円)

第3週    ▲9,131  ▲3,401   6,613 [  3,603  3,009 ] 32,402円 ( -1130 円)

第2週    ▲2,781  ▲1,721  ▲3,459 [ ▲3,789   330 ] 33,533円 ( +926 円)

第1週    ▲7,625  ▲1,853   1,933 [  ▲298  2,231 ] 32,606円 ( -103 円)

8月 ―――

第5週     3,393    616  ▲9,226 [ ▲6,791 ▲2,434 ] 32,710円 ( +1086 円)

第4週    ▲2,046    218  ▲1,160 [ ▲1,808   647 ] 31,624円 ( +173 円)

第3週    ▲7,415  ▲1,067   3,558 [  1,984  1,573 ] 31,450円 ( -1022 円)

第2週     1,799  ▲2,719  ▲2,395 [ ▲1,983  ▲411 ] 32,473円 ( +280 円)

第1週      188  ▲1,822   2,661 [  ▲370  3,032 ] 32,192円 ( -566 円)

7月 ―――

第4週      738   ▲944  ▲1,303 [ ▲1,918   614 ] 32,759円 ( +454 円)

第3週      197    472    126 [ ▲1,018  1,144 ] 32,304円 ( -87 円)

第2週     2,793  ▲2,603   1,801 [   582  1,219 ] 32,391円 (  +2 円)

第1週      313   ▲386   3,687 [   858  2,828 ] 32,388円 ( -800 円)

※「信託銀行」は年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)など年金基金の売買動向を映すとされる部門。「個人・現金」は個人投資家による現物取引の売買動向、「個人・信用」は個人投資家による信用取引の売買動向。

※日銀が金融緩和策の一環として実施しているETF(上場投資信託)の買い入れは、ETFを組成する証券会社の自己売買部門を通じて買い入れているとみられる。

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.