AIメカは破竹の10連騰、利食いこなし前日高値まで80%高の急騰演じる
AIメカテック<6227>の上げ足が止まらない。株価はきょうで10連騰と気を吐いている。東京市場は朝方日経平均株価が高く始まったものの、寄り後は急速に値を消しマイナス圏に沈むなど、高値警戒感から手仕舞いの動きがみられる。これまで相場の牽引役を担っていた半導体関連株の一角にも利益確定売り圧力は拭えず、前日のザラ場高値7070円まで9営業日合計で80%を超える急騰をみせていた同社株もさすがに上値が重くなっている。同社株は機関投資家とみられる実需買いの動きに加え、外資系証券などの貸株市場を経由した高水準の空売りが活発であり、その買い戻しが株価に想定外の浮揚力を与えている。PERは40倍を超え株価指標面では割高感があるものの、24年6月期は営業利益が前期比2.4倍となる14億1500万円を計画し、続く25年6月期も2ケタの利益成長が視野に入るだけに、依然として成長力に期待した買いが優勢となっている。