株価指数先物【引け後】 前日終値を挟んで狭いレンジで推移

市況
2023年11月21日 18時19分

日経225先物 33350 +30 (+0.09%)

TOPIX先物 2365.5 -3.5 (-0.14%)

日経225先物(12月限)は前日比30円高の3万3350円で取引を終了。寄り付きは3万3420円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万3380円)にサヤ寄せする格好から、買い優勢で始まった。現物の寄り付き時には3万3470円まで上げ幅を広げる場面も見られたが、買い一巡後に軟化し、前場中盤にかけて一時3万3260円と下落に転じた。ただし、下へのバイアスは強まらず、前場終盤に買い戻され、前日の終値を挟んで狭いレンジでの推移となった。後場に入っても3万3330円~3万3430円辺りで膠着感の強い相場展開が続き、短期的なトレードが中心だった。

日経225先物は、米国市場がマイクロソフト<MSFT>やエヌビディア<NVDA>などハイテク主導の上昇となった流れを受けて上昇して始まったが、買い一巡後は膠着感が強まった。ただし、アドバンテスト <6857> [東証P]、東京エレクトロン <8035> [東証P]が買われるなど、指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均型を支えた。一方で、円相場が一時1ドル=147円20銭台まで円高に振れるなか、自動車や商社株の弱さが目立っており、これがTOPIX型の重荷となった格好である。

この流れもあって、NT倍率は先物中心限月で14.09倍に上昇した。直近の戻り高値水準で上値は抑えられたものの、終日200日移動平均線を上回っての推移だった。25日、75日線とのゴールデンクロスを示現。週足では52週線が支持線として意識される一方で、26週線に上値を抑えられている。14.09倍辺りで推移している26週線を明確に上放れてくるようだと、NTショートを巻き戻す動きが強まろう。

グローベックスの主要な米株先物は、横ばいでの推移をみせており、エヌビディアの決算待ちのなか、ナイトセッションではロングの持ち高調整、ショートの買い戻しといったリバランス中心になりそうである。また、エヌビディアの決算については楽観的な見方に傾いている感があり、短期的に下に振らされるリスクは想定しておきたい。

ただし、上向きで推移するボリンジャーバンドの+1σと+2σによるレンジを継続しており、+1σが位置する3万3070円辺りまで下げてくる局面では、押し目狙いのスタンスに向かわせよう。一方、+2σは3万4030円まで上昇しており、23日のサンクスギビングデー(感謝祭)から本格化する米年末商戦の好調が確認されるようだと、その後は+2σを意識したロングが強まりそうだ。

手口面では、日経225先物(立会内)はABNクリアリン証券が2万3781枚、ソシエテジェネラル証券が1万2190枚、サスケハナ・ホンコンが4710枚、SBI証券が1824枚、日産証券が1680枚、バークレイズ証券が1663枚、ゴールドマン証券が1546枚、モルガンMUFG証券が1016枚、auカブコム証券が961枚、野村証券が789枚だった。

TOPIX先物(立会内)は、ABNクリアリン証券が2万9830枚、ソシエテジェネラル証券が1万9489枚、ゴールドマン証券が5995枚、JPモルガン証券が5875枚、サスケハナ・ホンコンが4590枚、バークレイズ証券が3949枚、モルガンMUFG証券が3784枚、日産証券が3422枚、みずほ証券が2126枚、ビーオブエー証券が1909枚だった。

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