堀場製が上場来高値を更新、半導体製造向け異物検査装置を増産と伝わる
堀場製作所<6856>が上場来高値を更新した。24日付の日刊工業新聞が、「堀場製作所は半導体製造で使用する異物検査装置を増産する」と報じた。事業の拡大につながると受け止めた投資家の買いが集まったようだ。
記事によると、京都市内の本社工場の生産エリアを拡張し、2024年1月末に竣工予定。熊本県の阿蘇工場とあわせて全体の生産能力は従来比で1.5倍を見込むという。同装置に異物除去などの機能を追加する開発に加え、同社の分光技術を応用して歩留まりの向上につなげる機能の開発も、極端紫外線(EUV)プロセス向けに進めているとしている。