個人投資家うさぴよ:投機と投資について【FISCOソーシャルレポーター】
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家うさぴよ氏(ブログ「【株デイトレ】うさぴよの目指せ1,240億円」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2023年11月23日20時に執筆
こんにちは。ブログ『【株デイトレ】うさぴよの目指せ1,240億円』を運営しているうさぴよと申します。株式取引9年目、デイトレ3年目、勝ち続けられるようになるまで7ヶ月かかった私が、今回は投機と投資についてお話したいと思います。
■投機と投資の違い
投機と投資に明確な線引きはありません。一般的には、トレードを行う期間で区別されます。短期で利益を狙うなら、投機。中長期で利益を狙うなら投資とされます。投機は「価格変動」に注目し、投資行動がなされ、投資は企業の「資産価値」に注目し、投資行動がなされます。投機の場合、予測が当たると大きく儲かることがあり、予測が外れると元本を大きく割ることもあるとされています。投資は期待リターンを予測しながら、株式に分散投資をし、年間6-7%程度のリターンを期待します。投資は、ある程度計画的に資産を増やして行くことができる為、これが投資は資産形成で、投機はギャンブルだと言われる所以です。
■バフェット氏も勧めた投資
投資の神様と呼ばれるウォーレン・バフェット氏は、現在93歳です。投資会社「バークシャー・ハサウェイ」を経営し、14兆円を超える莫大な資産を築きました。アメリカの経済誌「フォーブス」の世界長者番付で2023年度も5位にランクイン。そのバフェット氏がご自分の投資会社の株主総会で、個人投資家によるリスクの高い投機的な株取引に警鐘を鳴らしました。「初心者がリスクが高い取引に関わっている」「多くの人がカジノにいる」と指摘。バフェット氏は長期的に株を保有し、企業の成長を後押しすることで知られていることから、こうした投機的な動きに警鐘を鳴らしたわけです。
■バフェット氏の言葉
If you're an investor, you're looking on what the asset is going to do, if you're a speculator, you're commonly focusing on what the price of the object is going to do, and that's not our game. -Warren Buffett
「もし、あなたが投資家なら資産がどうなって行くかを見ている。もし、あなたが投機家なら、大抵、資産の価格がどう動くかに注目している。それは我々のゲームではない」(ウォーレン・バフェット)
■投機と投資どっちが良い?悪い?
投資の神様までもが投資が素晴らしく、投機はダメだとする発言をしているので、まるで投資が良いもので、投機がダメなものと考える風潮が、株式トレードの世界には根強くあります。本当にそうなのでしょうか?近年、保有株を長期間含み損のまま保有し続け、借金してまで追証を払い、遂にその借金が1,000万円を超え、退場されている方を数名お見かけしてます。ご本人は「資産価値」に着目して銘柄を選び、「投資」をしたおつもりなのでしょう。ところが、「価格変動」を無視して損切りしなかった為に、予測が当たると大きく儲かり、予測が外れると元本を大きく割る、ギャンブルトレードを長期的にしてしまったわけです。本来は「投機」の性質であるとされるトレードを「投資」でしてしまっている、そんな、トレーダーさんがここ最近増えてるいるように見受けます。
■投機目線と投資目線
私は主に日本株のデイトレードとスイングトレードをしますが、トレードをする銘柄は、投資的な目線と、投機的な目線で選びます。値動きの良さに着目し、銘柄を選びますし、値動きが良い銘柄を探す為に、資産価値が上がりそうだという点にも着目してます。企業の資産がどうなって行くかを見てますし、値動きにも注目しているので、ストップ安銘柄に捕まることはありませんし、倒産銘柄も避けることができます。リスクを最小限に、最大の利確をします。投機はギャンブルと言われますが、むしろよりリスクを少なくトレードをしているわけです。株価は企業の資産価値通りには動きません。企業の資産価値にだけ注目した投資目線のトレードで、勝てないことがあるのはその為です。
■資産をどう増やすか?
資産を90億円にした有名なトレーダーさんが、もし、投機的なスキャルピングをしなかったら、資産を90億円まで増やせたでしょうか?私は否だと見てます。投機的なトレードを繰り返し、資産を徐々に大きくして行ったからこそ、資産を90億円にまで膨らませ、今、投資をすることができているわけです。向き不向きはどうしてもあると思います。ただ、投機だけ、投資だけと限られた視野でトレードをしていると、せっかくのチャンスを逃したり、損切りできずに保有株式の含み損を膨らまし続けたり、最適な判断が必要な場面で、自分のトレードの可能性を自ら狭めてしまっている可能性があります。投機と投資のどちらかだけを良い悪いと決めつけず、向き不向きや地合い、自分の資産の成熟段階等を考慮した上で、自分の資産をどう増やして行くか?今一度考える機会にしてみては如何でしょうか。
如何でしたか。投機と投資について書いてみました。ご参考になりましたら幸いです。今回はここまでですが、ブログ『【株デイトレ】うさぴよの目指せ1,240億円』では、どうしたら負けないか?勝ち続ける為には?について書いてます。www.usapiyo.com「デイトレうさぴよ」と検索して是非ご覧下さい。
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執筆者名:うさぴよ
ブログ名:【株デイトレ】うさぴよの目指せ1,240億円
《TY》