個人投資家・有限亭玉介:地合い好転でも業績相場継続!決算通過の注目株【FISCOソーシャルレポーター】

特集
2023年11月26日 10時00分

以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2023年11月20日13時に執筆

株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。

米10月の消費者物価指数は総合で前年同月比3.2%の上昇、食品・エネルギーを除くコアは4.0%の上昇となり、市場予想を下回りました。原油価格の下落に加えて、米長期金利も低下しており、株式市場の外部環境は好転しているように見えます。

日本に目を向けると、日経平均は10月末にダブルボトムを形成して底値から上昇すると、ネックラインを超えて直近では9月15日の高値(33634.31円)付近まで反発しました。大台の日経平均35000円台へ乗る為に政府の後押しが必要と言いたいところですが、支持率が低迷を受けて岸田首相が辞任または衆議院解散の可能性も捨てきれません。

米金利が落ち着いてきたところで、これまで売られ続けてきた東証グロース250(旧マザーズ)が、底を打って切り返すと25日移動平均線を上抜きました。しかし、米FRBの次は日銀が徐々に利上げへの準備を整えていますので、迂闊にグロース株へ傾注するのも心配です。そうともなると、好決算を出したバリュー銘柄こそが底堅い展開になるのではと見ています。

相変わらずドル円の為替は円安水準であり、製造業に関してPER・PBRが割安の銘柄も多いです。そんな銘柄が好業績であれば、見過ごすわけにはいきません。正直なところ米金利による乱高下が激しすぎて、どの水準が割安なのか見誤りそうですが、いずれにせよ海外勢の買いが入りそうな銘柄に狙いを絞ってみるのもベターかもしれませんな。

自動車用照明器大手のスタンレー電気<6923>は、決算発表後に動意してもPBRは1倍割れで割安です。底値から反発したチャート(日足)は、25日・75日線を上抜いて上昇トレンドを形成できるか監視中。増配と100億円を上限とする自社株買いを発表しており、今後も株主還元へ積極的な姿勢が見られそうですな。

75日線を下値に上昇トレンドを形成している戸上電機製作所<6643>は、10月30日の上方修正が好感されました。その後の11月1日の決算発表後には年初来高値を更新しており、底堅く推移している模様。PER・PBRともに割安水準ですので、注視したいですねぇ。

半導体部材で思惑のあるデクセリアルズ<4980>は、11月1日の決算後に動意しました。半導体需要を受けて7-9月期での業績拡大が好感されておりますな。24年3月期は通期で減益となる予想ではありますが、円安と半導体需要の急回復を考えると修正される可能性もあるか…。

車載用スピーカー部品などを手掛けるフォスター電機<6794>は、11月14日の決算で上方修正と増配も併せて発表しました。チャート(日足)も底値圏から一気に窓を開けて動意しております。PBRは1倍割れで、株主還元策があるのか注視したいです。

自動車のワイパーモーターが主力のミツバ<7280>は、11月8日の好決算を発表後に急動意しました。その後は年初来高値を更新しておりますよ。PER・PBRともに割安で、好業績の割に配当利回りが低水準であるところを見ると、増配の可能性があるか監視中です。

最後は経営コンサルを展開する山田コンサルティングG<4792>です。堅実に業績を拡大させてチャート(日足)も高値圏での推移となっております。M&Aや事業承継のニーズも底堅いと見て、中長期で監視をして参ります。

さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「アル」と共にお待ち申し上げております。

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執筆者名:有限亭玉介

ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず

《TY》

提供:フィスコ

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