東京株式(前引け)=続落、米長期金利低下でグロース株の一角が高い
30日前引けの日経平均株価は前営業日比65円85銭安の3万3255円37銭と続落。前場のプライム市場の売買高概算は6億5632万株、売買代金概算は1兆7446億円。値上がり銘柄数は771、対して値下がり銘柄数は824、変わらずは65銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は総じて軟調な地合いとなり、日経平均は3万3000円台前半で弱含みもみ合いの展開だった。下値では押し目買いが入り、途中プラス圏に浮上する場面もあったが買いは続かなかった。米長期金利の低下傾向が強まるなか、半導体関連などグロース株の一角に買いが入ったものの、全体を押し上げるには至らなかった。TOPIXも小幅ながらマイナス圏で引けたが、値下がり銘柄数は全体の5割弱にとどまり個別株も売り買いが交錯している状況にある。
個別では三菱商事<8058>が安く、ファーストリテイリング<9983>も軟調。資生堂<4911>も大きく下値を探る展開に。伊藤園<2593>が大幅安に売り込まれた。ACCESS<4813>は値下がり率トップ、TOKYO BASE<3415>の下げも目立った。半面、アドバンテスト<6857>が商いを膨らませ上昇したほか、TOWA<6315>も高い。川崎汽船<9107>が堅調。ジーエス・ユアサ コーポレーション<6674>も買われた。大真空<6962>、黒崎播磨<5352>が急騰、ランドコンピュータ<3924>も大きく上値を伸ばした。