【市場反応】米11月雇用統計、予想上回りドル買い
米労働省が発表した11月雇用統計で失業率は3.7%と、予想外に10月3.9%から低下し、5月来の低水準となった。非農業部門雇用者数は前月比+19.9万人と、伸びは10月+15.0万人から予想以上に拡大。9月来で最大となった。平均時給は前月比+0.4%と前月+0.2%から伸びが予想以上に拡大し7月来で最大となった。前年比では+4.0%と、予想に一致。10月分も+4.0%へ下方修正され、21年6月来で最低の伸びとなった。
不完全雇用率(U6)は7.0%と、7.2%から低下した。労働参加率は62.8%と、予想外に62.7%から上昇した。
予想を上回る結果を受け、ドル買いが優勢となった。ドル・円は一時145円21銭まで上昇。ユーロ・ドルは1.0780ドルから1.0724ドルまで下落した。
【経済指標】
・米・11月失業率:3.7%(予想:3.9%、10月:3.9%)
・米・11月非農業部門雇用者数:+19.9万人(予想:+18.5万人、10月:+15.0万人)
・米・11月平均時給:前年比+4.0%(予想:+4.0%、10月:+4.0%←+4.1%)
《KY》