豪ドル週間見通し:弱含みか、中銀総裁講演や雇用統計が手掛かり材料に
■下落、インフレ緩和で豪ドル売り強まる
今週の豪ドル・円は下落。豪準備銀行(中央銀行)は12月5日開催の理事会で政策金利の据え置きを決定したが、インフレが緩やかになっているとの見方を示したことで、追加利上げ観測は後退し、豪ドル売り・円買いが優勢となった。日本銀行の早期政策修正観測が台頭したことも豪ドル・円相場を圧迫した。取引レンジ:93円73銭-97円97銭。
■弱含みか、中銀総裁講演や雇用統計が手掛かり材料に
来週の豪ドル・円は弱含みか。豪準備銀行(中央銀行)はインフレ圧力に関して、「10月消費者物価はインフレ緩和を示唆」と指摘しており、追加利上げ観測の後退で豪ドルは買いづらい。ブロック総裁の講演や11月雇用統計が注目される。
○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・12日:ブロック豪準備銀行総裁講演
・14日:11月雇用統計(10月:失業率3.7%、雇用者数増減+5.5万人)
予想レンジ:93円50銭-96円50銭
《FA》