HEROZがS高、AI関連投資拡大追い風に上期営業利益6.7倍で着地
HEROZ<4382>がストップ高の1575円に買われている。前週末8日の取引終了後に発表した第2四半期累計(5~10月)連結決算で、売上高23億3500万円(前年同期比3.1倍)、営業利益2億5200万円(同6.7倍)、最終損益3000万円の赤字(前年同期5億1300万円の赤字)と大幅営業増益となったことが好感されている。
主力のAI/DX事業で、LLM(大規模言語モデル)を含むAIに関する投資の拡大や注目度向上を受けて案件数・引き合いの増加や大型案件の獲得などがあり、BtoB領域の収益が大幅に拡大したほか、BtoC領域も藤井聡太竜王・名人による史上初の8冠獲得に伴う将棋ブームを追い風に安定した収益を上げた。また、AI Security事業で顧客数が継続的に増加したことも寄与した。
なお、24年4月期通期業績予想は、売上高48億円(前期比61.0%増)、営業利益4億円(同55.1%増)、最終利益3000万円(前期5億7400万円の赤字)の従来見通しを据え置いている。