東京株式(前引け)=続伸、米株高に追随し半導体株高が牽引
13日前引けの日経平均株価は前営業日比143円99銭高の3万2987円69銭と続伸。前場のプライム市場の売買高概算は7億233万株、売買代金概算は1兆7897億円。値上がり銘柄数は773、対して値下がり銘柄数は836、変わらずは50銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は、前日の米国株市場でNYダウなど主要株価指数の上値追いが続いたことで、これに追随してリスク選好の地合いとなった。注目された11月の米消費者物価指数(CPI)は事前コンセンサスと一致した内容で買い安心感が台頭した。東京市場では米株市場の地合いを引き継いで半導体関連株が買われ、全体指数を牽引する形となった。ただ、日本時間あす未明にFOMCの結果発表とパウエルFRB議長の記者会見を控えており、買い一巡後に日経平均は伸び悩んでいる。なお、値下がり銘柄数が値上がり数を上回っている。
個別では東京エレクトロン<8035>、ディスコ<6146>、アドバンテスト<6857>など半導体製造装置関連が高く、ルネサスエレクトロニクス<6723>の上げも目立つ。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも堅調。リクルートホールディングス<6098>も値を上げた。セルソース<4880>が急騰、ウシオ電機<6925>も大幅高。半面、レーザーテック<6920>は断トツの商いをこなすも株価は軟調、東京電力ホールディングス<9501>が大幅安。富士通<6702>も下値を探った。インフロニア・ホールディングス<5076>が値下がり率トップに売り込まれ、くら寿司<2695>も急落。