株価指数先物【昼】 NTロングでのスプレッドを取りに行く動き

市況
2023年12月14日 12時04分

日経225先物は11時30分時点、前日比80円安の3万2750円(-0.24%)前後で推移。寄り付きは3万2900円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万2840円)を上回る形で、買いが先行して始まった。現物の寄り付き直後には、3万3090円まで買われる場面も見られた。ただし、為替市場で1ドル=141円台と円高に振れたことが重荷となるなか、買い一巡後はロングを解消する動きが強まり、一時3万2620円まで売られた。売り一巡後はやや下げ渋る動きとなったが、3万2700円を挟んだ狭いレンジでのこう着を継続している。

日経225先物は、朝方に3万3090円まで買われ25日移動平均線を上回ったものの、キープできずにロングを解消する動きとなった。ボリンジャーバンドの-1σまで調整してきたことから、積極的にショートを仕掛けてくる動きは限られそうだが、円相場が一段と円高基調を強めてくる局面においては、アルゴリズム発動によって瞬間的に下へのバイアスが強まる可能性には注意しておきたい。

なお、NT倍率は先物中心限月で14.07倍に上昇した。25日線を上放れ、14.07倍辺りで推移している200日線を捉えてきた。日米金利差縮小による持ち高を解消するバリュー株売りが意識されるなか、相対的には日経平均型優位となり、NTロングでのスプレッドを取りに行く動きに向かわせているようだ。

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