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株価指数先物【引け後】 日米金利差縮小を意識した短期的なトレード

市況
2023年12月18日 18時05分

大阪3月限

日経225先物 32700 -190 (-0.57%)

TOPIX先物 2311.0 -17.0 (-0.73%)

日経225先物(3月限)は前日比190円安の3万2700円で取引を終了。寄り付きは3万2730円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万2630円)を上回る形で、下落幅を縮めて始まった。ただし、寄り付き直後に付けた3万2770円を高値に軟化し、前場中盤にかけて一時3万2460円まで下落する場面も見られた。売り一巡後は3万2460円から3万2560円辺りでの狭いレンジ推移を継続し、後場に入りレンジを上放れると、終盤にかけては3万2650円から3万2700円辺りでのこう着だった。

日経225先物は、今日からの日銀の金融政策決定会合において、来年前半でのマイナス金利解除を検討するとの見方があり、日米金利差縮小を警戒した持ち高調整の流れとなった。ただし、朝方に1ドル=142円台前半で推移していた円相場が、午後に入り1ドル=142円半ばと円高が一服するなか、カバーに向かわせたようである。

前場の下げでボリンジャーバンドの-1σを下回ったものの、後場は-1σを挟んだ保ち合いを経て、終盤にかけて-1σを上回った。結局は-1σを挟んだ75日、25日移動平均線とのレンジ推移を継続していた。また、グローベックス米株先物が小幅ながらプラス圏で推移していたことも、ショートを仕掛けづらくさせたようである。

なお、NT倍率は先物中心限月で14.14倍に上昇した。前場には一時14.18倍まで上げ幅を広げる場面も見られたが、後場はNTロングを巻き戻す動きとなったとみられる。日銀金融政策決定会合の結果待ちのなか、短期的なトレードにとどまっていたとみられ、積極的にポジションを傾けてくる動きは限られた。

日銀会合については、通常ではランチタイム辺りでの発表となる。後場に入るようだと政策修正への思惑が高まりやすく、ショートの動きが入りやすい局面には注意しておきたいところであろう。

手口面(立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が2万3086枚、ソシエテジェネラル証券が1万0021枚、サスケハナ・ホンコンが5807枚、バークレイズ証券が1927枚、SBI証券が1763枚、JPモルガン証券が1433枚、野村証券が1249枚、松井証券が1172枚、ビーオブエー証券が1070枚、ゴールドマン証券が1052枚だった。

TOPIX先物は、ABNクリアリン証券が3万5250枚、ソシエテジェネラル証券が1万9640枚、バークレイズ証券が7052枚、ゴールドマン証券が5075枚、野村証券が4927枚、JPモルガン証券が4482枚、ビーオブエー証券が3838枚、サスケハナ・ホンコンが3759枚、モルガンMUFG証券が2717枚、SBI証券が2126枚だった。

株探ニュース

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