東京株式(前引け)=急反落、米株安や円高を受け利食い圧力強まる

市況
2023年12月21日 11時47分

21日前引けの日経平均株価は前営業日比504円51銭安の3万3171円43銭と急反落。前場のプライム市場の売買高概算は6億9459万株、売買代金概算は1兆7740億円。値上がり銘柄数は292、対して値下がり銘柄数は1317、変わらずは49銘柄だった。

きょう前場の東京株式市場はリスク回避の売りが一気に膨らみ、日経平均株価は大幅反落となっている。前日の米国株市場では取引終盤にNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに急速に値を崩す展開となった。ここまで連日で最高値更新を続けていたNYダウだったが、この日は10日ぶりに470ドルあまりの大幅反落となったことを受け、東京市場でも足もとで利益確定売りを急ぐ動きが表面化した。米長期金利の低下を背景に外国為替市場でドル安・円高が進んだことも輸出セクターやインバウンド関連を中心に向かい風となっている。値下がり銘柄数は1300を超え、全体の約8割を占めた。

個別ではトヨタ自動車<7203>が安く、ファーストリテイリング<9983>が大きく値を下げた。東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>なども安い。ソシオネクスト<6526>も売りに押された。また、東洋建設<1890>が急落、リズム<7769>も大幅安となった。半面、きょうも断トツの売買代金をこなしているレーザーテック<6920>が逆行高、川崎汽船<9107>も商いを伴い高い。スズキ<7269>が買いを集め、資生堂<4911>も値を上げた。アカツキ<3932>がストップ高カイ気配となったほか、KLab<3656>も値を飛ばしている。

出所:MINKABU PRESS

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