カーマックスが決算受け上昇 好調な価格設定とコスト削減、卸売販売が寄与=米国株個別

材料
2023年12月21日 23時50分

(NY時間09:38)(日本時間23:38)

カーマックス<KMX> 80.68(+6.00 +8.03%)

米中古車販売のカーマックス<KMX>が上昇。取引開始前に9-11月期決算(第3四半期)を発表し、売上高は予想を下回ったものの、1株利益は予想を上回った。好調な価格設定とコスト削減、卸売販売の伸びが寄与した。

同社は声明で、第3四半期に自社株64万8500株を4190万ドルで買い戻したことを明らかにしたほか、前年比5.1%増の25万だいを消費者およびディーラーから購入した。そのうち22万8000台は消費者からの購入だという。ナッシュCEOは「中古車業界における広範な圧力が持続しているにもかかわらず、数四半期に渡り順次改善を達成した」と述べた。

中古車市場では今年、パンデミックに関連した価格インフレが緩和されたとはいえ、平均取引価格は2万7500ドル前後と、依然として過去の水準を大きく上回っている。金利上昇も中古車購入者の値ごろ感に打撃を与えている状況。こうした価格高騰は同社に同業他社を凌ぐ利益をもたらしているが、購入者が手の届かない月々の支払いにも直面していることから、販売にも支障をきたしている。

アナリストは決算前に「消費者の値ごろ感は依然として逆風さ。消費者はしばしば、欲しいものと買えるものの深刻なミスマッチに直面する」と述べていた。

(9-11月・第3四半期)

・1株利益(調整後):0.52ドル(予想:0.42ドル)

・売上高:61.5億ドル(予想:62.9億ドル)

中古車:48.3億ドル(予想:49.7億ドル)

法人販売:11.7億ドル(予想:11.4億ドル)

延長保証:1.51億ドル(予想:1.53億ドル)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.