本日注目すべき【好決算】銘柄 三井海洋、YEデジタル、RSテクノ (22日大引け後 発表分)
12月22日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
三井海洋 <6269> [東証P] ★今期最終を92%上方修正
◆23年12月期の連結最終利益を従来予想の67.3億円→129億円に91.9%上方修正。増益率が35.7%増→2.6倍に拡大する見通しとなった。今期に受注した浮体式石油生産貯蔵積出設備(FPSO)の建造工事が想定以上に順調に進み、売上高が計画を上回ることが寄与。予想信用損失引当金の取り崩しに伴う金融収益の計上も最終利益を押し上げる。
YEデジタル <2354> [東証S] ★今期経常を12%上方修正・21期ぶり最高益更新へ
◆24年2月期の連結経常利益を従来予想の12.5億円→14億円に12.0%上方修正。増益率が49.5%増→67.5%増に拡大し、21期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。ERPソリューションや物流DX分野が引き続き好調に推移し、売上高が計画を上回ることが利益を押し上げる。
RSテクノ <3445> [東証P] ★未定だった今期配当は30円実施、実質71%増配
◆従来未定としていた23年12月期の期末一括配当は30円(前期は35円)実施する方針とした。22年12月に実施した1→2の株式分割を考慮すると、実質71.4%増配となる。今期業績が事業計画達成に向けて堅調にしたことなどを踏まえ、株主への利益配分を増やす。
Fブラザーズ <3454> [東証S] ★前期経常を18%上方修正
◆23年11月期の連結経常利益を従来予想の32.4億円→38.2億円に17.9%上方修正。増益率が2.4倍→2.8倍に拡大する見通しとなった。物件売却が前倒しで進んだことに加え、賃貸収益の上振れ、経費が想定を下回ったことなどを反映した。
伊勢化 <4107> [東証S] ★今期経常を15%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も50円増額
◆23年12月期の連結経常利益を従来予想の43.5億円→50億円に14.9%上方修正。増益率が18.9%増→36.7%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。販売先における製品在庫調整の影響で売上高は計画を下回るものの、想定を上回るヨウ素の国際市況や円安効果で販売価格が上昇し、採算は改善する。
業績好調に伴い、年間配当を従来計画の220円→270円(前期は185円)に増額修正した。
三井E&S <7003> [東証P] ★今期経常を50%上方修正
◆24年3月期の連結経常利益を従来予想の60億円→90億円に50.0%上方修正。減益率が52.1%減→28.2%減に縮小する見通しとなった。三井海洋 <6269> の業績上振れに伴い、持ち分法投資利益が増加することが利益を押し上げる。
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株探ニュース