5万円以下で買える、好業績&低PER 17社 <割安株特集>

特集
2023年12月29日 19時30分

少額資金で投資できる銘柄に対する個人投資家の関心は高い。SBI証券と楽天証券のネット証券大手2社が株式の売買手数料無料化を打ち出すなど、投資家は手数料を気にせずに売買することが可能となっている。最低投資金額(株価×売買単位)が低位の銘柄は、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入できるほか、買い付けや売却の時期を分散できるなどのメリットがある。ただ、業績低迷が続いている企業も数多くあることには注意が必要だ。

東証上場企業では603銘柄が最低投資金額5万円以下で購入できる。今回は、今期の経常利益が前期比10%以上増益を見込み、割安を見分ける基準となるPER(株価収益率)が10倍未満の銘柄に注目してみた。

下表は、時価総額50億円以上の東証上場銘柄を対象に、(1)最低投資金額が5万円以下、(2)今期経常利益が前期比10%以上増益、(3)予想PERが10倍未満――を条件に投資妙味が高まる17社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※最低投資金額、PERは29日現在)

最低投資  ┌経常利益┐    予想

コード 銘柄名     市場   金額  増益率   今期   PER

<7610> テイツー    東S   13800   15.4   1850   7.9

<7795> KYORIT  東S   18100   26.0   1540   8.5

<2112> 塩水糖     東S   23500   77.8   1300   7.2

<9930> 北沢産     東S   27400   10.9   847   9.8

<6493> NITTAN  東S   30500   56.3   2750   7.0

<7971> 東リ      東S   31900   11.3   4050   6.9

<8714> 池田泉州HD  東P   32300   30.2  15700   8.5

<3347> トラスト    東S   33400   14.3   2819   8.1

<6776> 天昇電     東S   41800   59.6   1200   7.9

<9831> ヤマダHD   東P   43840   10.1  55100   9.5

<7247> ミクニ     東S   43900   24.8   3300   9.2

<8737> あかつき本社  東S   44300   57.9   2300   8.4

<3187> サンワカンパ  東G   44400   24.0   1287   9.6

<7211> 三菱自     東P   44900   15.4  210000   4.8

<9514> エフオン    東S   44900   24.4   1600   8.6

<8897> ミラースHD  東P   46400   152  12700   6.0

<2445> タカミヤ    東P   49500   49.2   3580   9.5

※単位は最低投資金額が円、経常利益が百万円、増益率が%、PERが倍。

※対象条件について、直近予想の「最終利益が経常利益の80%以上」の企業は、特別利益や税控除などにより一時的に最終利益がかさ上げされているケースが多いため、対象から除いた。

★元日~4日に、2024年「新春特集」を一挙、"27本"配信します。ご期待ください。

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