「RIZAPグループ瀬戸社長登壇!著名投資家DAIBOUCHOU氏が話題のchocoZAPを質問攻め」Vol.2

材料
2024年1月4日 9時00分

「RIZAPグループ瀬戸社長登壇!著名投資家DAIBOUCHOU氏が話題のchocoZAPを質問攻め」Vol.1の続き

■出演者

RIZAPグループ株式会社<2928> 代表取締役社長 瀬戸 健様

著名投資家 DAIBOUCHOU氏

株式会社フィスコ マーケットレポーター 高井 ひろえ(司会進行役)

―――

●DAIBOUCHOU

分かりました。ありがとうございます。そうしましたら、3つ目の質問に移りたいと思いますが、chocoZAPでは、トレーニングを行うジムのほかに、セルフエステとか歯のホワイトニングなど、運動以外の結構エステ系のサービス、それが追加されていましたが、反響はどのようなものでしょうか。

■RIZAP 瀬戸

まさにセルフホワイトニング、セルフネイル、ちょこカフェ、ワークスペース、デスクバイク、マッサージチェアっていうことですけど、これは非常に強い反応というか、よい反応を頂いています。実際、導入した店舗において、今、大体2割ぐらいは進んでいて、年末までにはほぼ全店舗で導入されるということで進捗しているわけですけど、先行的に導入した店舗においては、お客様の来店回数が増えていますし、また、継続率っていうのも高まっているということで。もちろんアンケート結果でも、非常に高い満足度を頂いています。これはもちろんテストをやった結果なんで、ある程度想定はできていたんですが、導入後、想定以上に強い反応を頂いて、今までこういったもので、1回当たり幾らっていうのでかかるサービスがほとんどだと思うんですけど、我々は金額を気にせず、追加料金も気にせずに、ある意味、2,980円という毎月ご利用代金を頂ければ、いろんなものが特別だったものが、気にせずにご利用、使いたい放題ということで、非常にご満足いただいているという状況です。

●DAIBOUCHOU

もともと安いのに、結構こういったサービスが追加されると、ユーザーにとってはありがたいんですが、結構大変なんじゃないかなという。ちょっと値上げしたくなるんじゃないかなっていう、そういう気もしてしまうんですが、いかがでしょうか。

■RIZAP 瀬戸

そうですね。これは実際、正直な話、やはりコストはちょっとずつ上がりやすいということはあります。ただ、例えばマッサージチェアとかも、いきなり2,000台とか発注するわけです。そうすると、1台とか10台とか20台やっているところに比べても、そういうふうに仕入れ値を比べても、格段に我々としては、一からつくれますし、コストも格段に抑えることが、1台当たりですが下げることができたりとか。

例えば、ヘルスウォッチ、体組成計とかも、今は出荷台数が年間100万台近くになったりとかすると、非常に競争力のある仕入れになったりとかするので、そういったものを工夫しながら、よりご利用いただくきっかけだったりとか、満足度が上がっていくことによって、継続いただける。退会する方が減ってきているというところも、そこにつながっているので、コストはかさむんですが、その分、お客様満足度が上がれば、結果的に売上につながってくる、利益につながってくるっていうことがあるかなと思います。

●DAIBOUCHOU

分かりました。ありがとうございます。

■RIZAP 瀬戸

ここのところも、まさに既にホワイトニング、マッサージチェアとか、大体、日本でどれぐらい利用されているかっていうところの推計値になりますけど、こういった方々が、今までは大体1回いくらっていうふうにお支払いしていたのが、2,980円の中でご利用いただくってことも負担がなくできるってこともあるでしょうし、また、今までは金額が1回当たりいくらってかかっていたから、興味はあったけどご利用いただいていなかった方っていうのは、この機会、追加料金がないということで、初めて利用してみようっていう方が、非常に我々は今多くいらっしゃるということで、まさにレッドオーシャンに乗り込んでいっているというよりかは、むしろ新しい。興味はあったけど、それなりにお金がかかっていたのでやっていなかったとか、ちょっとハードルがあったっていう方々に対して、アプローチできているっていう手応えを今感じているところです。

●DAIBOUCHOU

これだけサービスあると、駅に近いのもいいんですが、chocoZAPに近いのも、結構、家のメリットというか、家賃が上がりそうな雰囲気すらありますよね。

■RIZAP 瀬戸

ありがとうございます。

●DAIBOUCHOU

ありがとうございます。そうしましたら、4つ目の質問に移りたいと思うのですが、chocoZAPは今すごい勢いで出店していますけど、結構フリーレントをあえて受けないで、すぐ解約できる賃貸契約にしていると資料にありました。それで、出店も多いんですけど退店も多いという、そういう可能性もある出店計画なのか。その出店計画について教えていただければと思います。

■RIZAP 瀬戸

今の出店のペースのところで、11月14日時点では1,160店舗ということで、非常に出店ペースを今、加速しているところということなんですが。まず、コロナ禍においてもそうだったんですが、やはり我々RIZAPも休業を強いられるような、対面型のフィットネスジムというのは、集団感染が初期的なコロナ禍においては行われたということで、休業を余儀なくされたこともありました。そういった中で、やはり退店せざるを得ない状況というのが実際起こったんです。そういう中で、退店のときに関わる原状回復費用、違約金、こういったものが非常にかさんでしまって、ダメージを非常に受けてしまったというところがありました。

ですが、いつ何時どんなことが起こるか分からないっていうことは前提にしなくちゃいけないと考えており、そういった中で、RIZAPの場合はフリーレントとか、そういった無料で使用いただける期間とか、そういったことを重要視してしまったのがあって、違約金に関わることとかっていうのが十分トレードオフになっているところもありましたので、そういった条件に対して迎合せざるを得ないような状況になっていたんです。ただ、chocoZAPに関しては、初めはフリーレントの無料期間がなかったりとかする分だけ、初期的な投資がかさんだりすることもあるんですが、その分、我々が退店したいときに退店できる、そういった契約を原則結ばせてもらっています。

また、その原状回復っていうのを我々、大体、指定業者さん、ビルのオーナーさんの指定業者さんになるケースも多いんですけど、我々が全て、基本的には我々が原状回復っていうところを行えるとかですね。それも非常に原状回復も考えて、簡単な施工自体もすぐに戻せるような、初めから工夫をして出店したりとか、そういったいろんな工夫をしながらやっているっていうところがあります。

規模の拡大に伴って、これは指標という形でご覧いただきたいと思うんですけど。1年前の9月を1とした場合です。出店コストの設備だったり、工事費。これが1とした場合に、今は73%。0.73ということです。約3割のコスト削減を実現しているというところで、こういったのも順調に、出店だけではなくて、やはり初期投資も抑えて、かつ退店のリスクっていうことに対して、いつ何時、退店ということがゼロではないんだと思っていますので、そういったところで手当てをしているというところではあります。

●DAIBOUCHOU

では、現状は、別に退店とかが多いわけじゃないけど、なる可能性、危険性をあくまで考えてっていう、そういうことで。

■RIZAP 瀬戸

そうです。今のところ、退店はゼロです。

●DAIBOUCHOU

ゼロですね。

■RIZAP 瀬戸

はい。足元としても、退店の俎上に上がっているような、そういった店舗はございません。将来的には、もちろん常に可能性としてはあると思っていますので、その準備はしているところです。

「RIZAPグループ瀬戸社長登壇!著名投資家DAIBOUCHOU氏が話題のchocoZAPを質問攻め」動画文字起こしVol.3」に続く

《TY》

提供:フィスコ

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