話題株ピックアップ【夕刊】(2):すかいらーく、キャンドゥ、ベル24HD

注目
2024年1月10日 15時15分

■すかいらーく <3197>  2,203.5円  +34.5 円 (+1.6%)  本日終値

すかいらーくホールディングス<3197>が4日続伸。9日の取引終了後に発表した12月度の売上高で、既存店売上高が前年同月比13.0%増と21カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。主要ブランドの新グランドメニューや年末年始向けの高単価メニューが好調に推移した。特に、消費者が価値を感じられる商品には支払い額の増加が許容される傾向で、ずわい蟹フェアが各ブランドで好調だった。

■キャンドゥ <2698>  2,785円  +43 円 (+1.6%)  本日終値

キャンドゥ<2698>が後場上げ幅を拡大。午後2時ごろに発表した12月度の月次売上高で、既存直営店売上高が前年同月比2.6%増と19カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。なお、全社売上高は同4.7%増だった。

■ベル24HD <6183>  1,755円  +25 円 (+1.5%)  本日終値

ベルシステム24ホールディングス<6183>が続伸。午前10時ごろ、AIプラットフォームの開発・提供事業を展開する台湾のインツミット社と、顧客対応の自動化を実現するAIとヒトのハイブリッド型ソリューションの開発・提供と運用の連携を目的に業務提携契約を締結したと発表しており、好材料視された。今回の業務提携は、今後の資本提携も視野に入れたもの。契約締結により、台湾を皮切りに、日本・ベトナム・タイなどの各国に向け、ベル24HDが持つ顧客接点の高度化メソッドとインツミットが開発・提供する対話型AIプラットフォーム「SmartRobot」を掛け合わせた新たな共同サービス「Smart BPOサービス(仮称)」の開発を行うとともに、両社の顧客に向けた販路拡大を進めるとしている。

■大戸屋ホールディングス <2705>  5,310円  +60 円 (+1.1%)  本日終値

大戸屋ホールディングス<2705>が7日続伸。9日の取引終了後に発表した23年12月度の月次売上高で、既存店売上高が前年同月比15.8%増となり、26カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。客数が同6.7%増と増加基調を継続していることに加えて、客単価も同8.6%増と上昇した。

■ミライト・ワン <1417>  1,929.5円  +19 円 (+1.0%)  本日終値

ミライト・ワン<1417>は5日続伸。午前11時ごろ、グループ会社のソルコム、中国通信資材と共同で、再生可能エネルギーの導入推進に向けた自己託送の実証運用を開始したと発表しており、好材料視された。自己託送は、遠隔地にある自社発電所で発電された電気を、送配電ネットワークを介して自社の需要場所に送電する仕組み。同実証運用では、ミライトワンが中国通信資材の物流倉庫屋根上(広島県東広島市)に太陽光発電設備を設置し、離れた場所にあるソルコム広島支店ビル(広島市中区)へ発電した電力を供給する。中国通信資材が太陽光発電設備に必要な設置場所を提供し、ミライトワンとソルコムが協力して自己託送に必要な契約、手続き、施工、運用を担当。運用を通し、需要場所における電気の消費量や発電場所における発電量に関する予測精度の向上に取り組み、予測差が発生した場合のインバランス料金の最小化を目指すとしている。

■ENECHANGE <4169>  1,091円  +7 円 (+0.7%)  本日終値

ENECHANGE<4169>が続伸。正午ごろ、星野リゾート(東京都中央区)のEV(電気自動車)充電器導入を全面的に支援すると発表しており、好材料視された。星野リゾートの約40施設に、6キロワットの普通充電器「EV充電エネチェンジ」を導入する。24年から設置を開始し、星野リゾート施設へのEV充電器設置数を約200口まで拡大させる予定としている。

■アダストリア <2685>  3,345円  +20 円 (+0.6%)  本日終値

アダストリア<2685>は続伸。9日の取引終了後に発表した12月度の月次売上高で、既存店売上高が前年同月比1.0%増と22カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。暖冬の影響はあったものの、気温の低下とセールの開始により、アウターなどの冬物商品の販売が堅調に推移した。アイテム別では着心地が良いニットや、コート、パンツが好調で、服飾雑貨ではブーツやストール、生活雑貨ではクリスマス用品やブランケットが人気だった。なお、全店売上高は同0.7%増だった。

■名村造船所 <7014>  1,100円  -255 円 (-18.8%)  本日終値

名村造船所<7014>と内海造船<7018>が急落している。日本海事新聞が10日付で、国内鉄鋼ミルから調達する造船用厚板の価格交渉が昨年末までに決着したと報じた。報道によると、「トン当たり2万円程度の値上げで決着し、再び過去最高値圏に達した模様だ」という。名村造と内海造に対しては、コスト負担の増加による収益面でのネガティブな影響を警戒した売りが膨らんだようだ。

■ネクステージ <3186>  2,351円  -295 円 (-11.2%)  本日終値  東証プライム 下落率トップ

ネクステージ<3186>が3日ぶりに急反落した。9日の取引終了後、23年11月期の連結決算発表にあわせ、24年11月期の業績予想を開示した。今期の最終利益は前期比21.1%増の140億円となる見通し。2期ぶりの過去最高益更新を見込むものの、3カ年の中期計画の最終年度として示していた目標を下回った。保険契約を巡る不正行為が発覚していた同社だが、中古車販売事業に及ぼす影響の長期化と利益回復のモメンタム鈍化を懸念した売りが優勢となったようだ。今期の売上高は前期比17.6%増の5450億円となる見通し。売上高予想は中期計画の目標を上回るが、台当たりの利益低下を背景に、各利益の予想は中期計画の目標を下回っている。今期の年間配当は同1円増配の33円を計画。23年11月期の売上高は前の期比10.8%増の4634億6400万円、最終利益は同16.8%減の115億5600万円だった。

■ウエルシア <3141>  2,368円  -205 円 (-8.0%)  本日終値  東証プライム 下落率2位

ウエルシアホールディングス<3141>が大幅反落した。9日の取引終了後に24年2月期第3四半期累計(3~11月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比7.6%増の9104億6000万円、最終利益は同3.6%減の203億8200万円だった。直近3カ月間となる9~11月期では売上高は同5.7%増の2994億4200万円、最終利益は同2.5%増の41億4900万円と増収・最終増益を確保したものの、計画に対してはともに未達となっており、売りを促す要因となったようだ。9~11月期は前の年にコロナ第8波があった。23年の9~11月期はコロナ関連需要の反動減が出るなかで既存店売上高は増収基調を続けたが、9月を境に伸び率は鈍化した。また、11月の既存店客数は前の年の同じ月を下回った。

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