前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

注目
2024年1月19日 5時20分

■新日本科学 <2395>  1,721円 (-239円、-12.2%) 一時ストップ安

東証プライムの下落率2位。新日本科学 <2395> [東証P]が10日ぶり急反落、一時ストップ安となった。18日、米国子会社のSatsuma Pharmaceuticalsが米食品医薬品局(FDA)から急性期偏頭痛治療薬「STS101」の新薬承認申請に対する審査完了報告通知を受け取ったと発表。FDAからは安全性を含む臨床試験に関連した懸念は表明されず、追加の臨床試験も求められなかったが、製剤関連について追加の指摘事項があったという。Satsuma社はFDAとの協議のうえ、新薬承認の再申請を検討する方針。発表を受け、早期の新薬実用化を期待していた投資家による失望売りが膨らんだようだ。

■野村マイクロ <6254>  13,340円 (-1,200円、-8.3%)

東証プライムの下落率4位。野村マイクロ・サイエンス <6254> [東証P]が3日続急落。朝鮮日報の日本語版が17日、韓国が超純水の国産化に成功し、早ければ今年8月にも韓国の半導体工場で初めて使われることとなると報じた。野村マイクロは韓国のサムスン電子を主要顧客としてきた経緯があり、今後の販売への影響を懸念した売りが続いたようだ。記事によると、SKシルトロン第2工場で8月初めに超純水のテストを終え、本格的なウエハー生産に利用する計画としている。

■スタ・アリス <2305>  2,075円 (-55円、-2.6%)

スタジオアリス <2305> [東証P]が3日続落。17日の取引終了後、24年2月期の連結業績予想の下方修正を発表した。最終利益の見通しは23億5000万円から10億円(前期比55.7%減)に引き下げた。増益予想から一転、減益を見込む形となり、嫌気されたようだ。今期の売上高は400億円から363億4000万円(同5.8%減)に予想を修正した。リピート顧客の七五三にあわせた撮影の減少などを背景に撮影件数が伸び悩んだ。同時に開示した23年12月の月次売上高は前年同月比3.8%減の32億3200万円だった。前年同月を下回るのは5ヵ月連続となる。

※18日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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