注目銘柄ダイジェスト(前場):ブラス、T&KTOKA、ジャパニアスなど

市況
2024年1月23日 11時47分

霞ヶ関キャピタル<3498>:10910円(+430円)

大幅反発。前日に明らかになった変更報告書によると、レオスキャピタルの保有比率がこれまでの5.76%から8.19%にまで上昇していることが明らかになっている。保有目的は「投資一任契約」及び「投資信託委託契約」に基づく純投資としている。中小型株投資で実績が高いファンドと捉えられており、先高期待が一段と高まる状況になっているもようだ。なお、本日は中小型グロース株が強い動きとなっていることも支援に。

ブラス<2424>:735円(+40円)

大幅続伸で一時はストップ高まで。株主優待制度の変更を発表している。これまで200株以上500株未満の株主には、クオカード1000円分を贈呈していたが、中間期末より、クオカード500円分と自社ギフト1000円分を贈呈、実質拡充となる形に。また、連結子会社ビーファミリーを設立し、結婚相談所事業に参入するとも発表している。IBJの加盟店として3月からのサービス開始を予定しているようだ。

SANEI<6230>:4270円 カ -

ストップ高買い気配。前日に24年3月期の業績上方修正を発表している。営業利益は従来予想の13.5億円から18億円、前期比98.7%増に引き上げ。高機能・高付加価値製品の売上が増加したほか、生産の効率化への取り組みなども奏効して、利益率が想定以上に高まっているもよう。上半期が上振れ決算となったことで、上方修正期待はあったとみられるが、上方修正に伴う業績変化率の大きさがインパクトにつながる形へ。

阿波製紙<3896>:503円 ウ -

ストップ安売り気配。前日に業績予想の下方修正を発表している。24年3月期通期営業利益は従来予想の4.8億円から2.5億円、前期比33.5%減と、一転2ケタ減益見通しに引き下げ。主に水処理関連資材において、中国経済の低迷とそれに伴う年度末に向けた在庫調整により、売上高が想定を大きく下回る見通しとなったようだ。上半期業績から下振れ懸念はあったとみられるが、修正幅の大きさがネガティブインパクトに。

T&KTOKA<4636>:1407円(-69円)

大幅続落。ベインキャピタル系ファンドが1月23日よりTOBを開始すると発表、TOB価格は1410円で、買い付け期間は3月6日まで。同社では賛同の意見を表明している。昨年8月に1株1400円でTOB方針は示されていたが、買収条件も満たされたことで、正式発表の形となっている。TOB価格がPBR1倍水準を大きく下回っていたことで、TOB価格の引き上げ期待が高まっていた中、引き上げ幅は小幅にとどまる格好となっている。

エクサウィザーズ<4259>:453円(+10円) 451 +8

大幅に5日続伸。一部メディアが「AIを使った診断を支援するプログラム医療機器(SaMD)の開発に特化した子会社を4月に設立する」と報じ、買い材料視されている。報道によると、「新会社では医療機器製造販売業の許可を取得し、認知症診断支援AIなど開発中の製品の実用化につなげる」という。エクサウィザーズは「当社が発表したものではない」とした上で「本日開催の取締役会において本件を付議する予定」としている。

GENDA<9166>:3135円(+240円)

大幅に続伸。カラオケ施設を運営するシン・コーポレーション(東京都新宿区)の発行済株式のうち自社株を除く78.59%を取得し、連結子会社化すると発表している。取得価額は非開示だが、直前事業年度の末日の連結純資産額(23年1月期の連結純資産額は112.40億円)の15%を上回る金額という。子会社化で両社のエンターテイメント施設への顧客数増加などの相乗効果実現を図る。

ジャパニアス<9558>:3985円(+600円)

昨年来高値。26年11月期の売上高目標200.00億円、経常利益目標を20.00億円とする中期経営計画を発表している。23年11月期の実績は売上高が98.85億円、経常利益が8.73億円。長期ビジョンを「先端エンジニアリング事業におけるデジタル人材の雇用と創出」に改め、オンサイト型開発支援のチーム体制の強化、新たな職種・分野の着手による新規市場への進出、全国エリア展開の加速などを目指す。

《ST》

提供:フィスコ

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