本日注目すべき【好決算】銘柄 桜ゴム、イオン九州、Genky (23日大引け後 発表分)
1月23日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
桜ゴム <5189> [東証S] ★今期経常を一転54%増益に上方修正、配当も25円増額
◆24年3月期の連結経常利益を従来予想の2.9億円→6.3億円に2.2倍上方修正。従来の29.1%減益予想から一転して54.0%増益見通しとなった。消防・防災事業で第1四半期に資機材販売の大口案件があったことに加え、期末までの販売も前期並みの案件を確保できる見通しとなったことを織り込んだ。また、航空・宇宙部門の補用品販売などが伸びたほか、受注回復に伴う工場稼働率の向上も上振れにつながる。
業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の25円→50円(前期は1→2の株式分割前で50円)に大幅増額修正した。
イオン九州 <2653> [東証S] ★今期経常を一転19%増益・最高益に上方修正、配当も22円増額
◆24年2月期の連結経常利益を従来予想の80億円→105億円に31.3%上方修正。従来の9.4%減益予想から一転して18.9%増益を見込み、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。主力の食品分野で消費の二極化への対応を進めたうえ、トラベル関連商品や化粧品、ウェルネスフードの品揃え拡充も奏功し、年末年始商戦が好調に推移したことが要因。セルフレジや電子棚札、省力化什器などの導入による生産性向上も利益を押し上げる。
併せて、年間配当を従来計画の28円→50円(前期は28円)に大幅増額修正した。
Genky <9267> [東証P] ★今期経常を18%上方修正・最高益予想を上乗せ
◆24年6月期上期(7-12月)の連結経常利益を従来予想の36億円→44.9億円に24.9%上方修正。物価上昇のなかで節約志向の消費者ニーズを取り込み、売上高が計画を上回ったことが寄与。高騰していた電気料金の落ち着きに加え、人件費の適切なコントロールによる販管費の抑制も上振れの要因となった。
併せて、通期の同利益を従来予想の72.5億円→85.2億円に17.5%上方修正。増益率が2.4%増→20.4%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。
株探ニュース