話題株ピックアップ【夕刊】(2):弁護士COM、AGC、ジャフコG

注目
2024年1月26日 15時15分

■弁護士ドットコム <6027>  4,170円  +50 円 (+1.2%)  本日終値

弁護士ドットコム<6027>が3日続伸。25日の取引終了後、契約マネジメントプラットフォーム「クラウドサイン」が東京都千代田区に採用されたと発表しており、好材料視された。千代田区では、「クラウドサイン」を活用した電子契約サービスの運用を今年4月にスタートする。これにより「クラウドサイン」の全国の自治体における導入シェア率は70%になるとしている。

■AGC <5201>  5,468円  +43 円 (+0.8%)  本日終値

AGC<5201>が反発。SMBC日興証券が25日付で、投資評価を新規に「1」、目標株価を6800円としてカバレッジを開始したことが好材料視されたようだ。同証券では、24年12月期はディスプレー市場の緩慢な回復や、中国不動産市場の停滞による塩ビスプレッド改善の遅れ、バイオ医薬品CDMO事業の緩やかな業績改善でV字回復とはならないものの、25年12月期には各事業の能力増強によって構造的に利益拡大の確度が高いと見込んでいる。

■ジャフコ グループ <8595>  1,712円  +12.5 円 (+0.7%)  本日終値

ジャフコ グループ<8595>が反発。昼ごろに23年4~12月期連結決算を発表。売上高が前年同期比49.9%増の145億7900万円、営業損益が前年同期実績(4億3700万円の赤字)から一転44億7500万円の黒字に大きく改善して着地しており、これが好感された。投資先の新規IPOによりキャピタルゲインが増加。また、前期に設立したファンドの外部出資者の出資額増加によりファンド管理報酬も増えた。保有株売却益を計上した前年同期の反動で純利益は大幅減となった。なお、通期予想は引き続き非開示とした。

■TREホールディングス <9247>  1,276円  +8 円 (+0.6%)  本日終値

TREホールディングス<9247>が7日続伸。25日の取引終了後、子会社タケエイが立木を伐採して素材(丸太)に加工するほか、用材やチップの販売も行う素材生産業者である泉山林業(岩手県八幡平市)の全株式を31日付で取得し子会社化すると発表しており、好材料視された。今回の子会社化により、泉山林業が保有する仕入先ルートと林業分野の熟練した人材を確保し、木質バイオマス発電事業における安定的な燃料材調達を見込むという。また、中長期的には、グループ傘下のタケエイ林業と共に、伐採から燃料材調達・用材販売に至る一連の業務内製化を図ることで、再生可能エネルギー事業の更なる拡充と強化を目指すとしている。取得価額は非開示。なお、同件が業績予想に与える影響は軽微としている。

■SFPホールディングス <3198>  2,104円  +8 円 (+0.4%)  本日終値

SFPホールディングス<3198>は高い。25日の取引終了後、2月5日付で297万5000株(発行済み株数の11.53%)の自社株を消却すると発表。昨年7月20日開催の取締役会決議に基づく自己株式の公開買付けで取得した株式が対象。消却後の発行済み株数は2281万3689株となる見通し。

■不二製油グループ本社 <2607>  2,289円  +8.5 円 (+0.4%)  本日終値

不二製油グループ本社<2607>がしっかり。25日の取引終了後、シンガポール子会社を通じて、マレーシアに持続可能なパーム油を原料とした高付加価値のパーム油製品を製造・販売する合弁会社を設立すると発表しており、好材料視された。トレーサブルで持続可能なパーム油の需要は昨今欧州市場を中心に拡大しており、日本市場においても徐々に関心が高まってきていることから今後の需要増加が予想され、これに対応するために設立する。新会社JPGフジは、現地でパーム油・パーム核の製造を行うジョホール・プランテーションズ・グループ51%、不二製油Gのシンガポール子会社49%で設立し、不二製油Gの持ち分法適用会社となる。なお、同件が24年3月期業績に与える影響は軽微としている。

■ルネサス <6723>  2,481円  -208.5 円 (-7.8%)  本日終値  東証プライム 下落率トップ

ルネサスエレクトロニクス<6723>が急落。日立製作所<6501>とNEC<6701>が、ルネサス株を全て売却すると25日の取引終了後に伝わった。ルネサスに対しては、短期的な需給悪化を警戒した売りが膨らんだようだ。米ブルームバーグ通信によると、日立とNECはブロック取引で1株2474円から2528円で約1億2300万株を売り出す方針。25日終値に対してディスカウント率は6~8%となる。

■信越ポリマー <7970>  1,650円  -107 円 (-6.1%)  本日終値  東証プライム 下落率7位

信越ポリマー<7970>が大幅反落。25日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想について、売上高を1110億円から1040億円(前期比4.0%減)へ、営業利益を130億円から105億円(同17.6%減)へ、純利益を90億円から82億円(同3.9%減)へ下方修正したことが嫌気された。半導体関連容器の需要の調整局面が続く見通しであることが要因としている。なお、同時に発表した第3四半期累計(23年4~12月)決算は、売上高802億8900万円(前年同期比2.3%減)、営業利益89億2600万円(同17.0%減)、純利益68億5000万円(同10.2%減)だった。

■イビデン <4062>  7,465円  -421 円 (-5.3%)  本日終値

イビデン<4062>が大幅反落。同社が主要取引先とする米インテル<INTC>が米国時間25日に10~12月期決算を発表。売上高と1株利益は市場予想を上回ったものの、1~3月期の売上高と1株利益の見通しは市場予想を下回った。これを受け、インテルの株価は時間外取引で急落。イビデンもツレ安する形となったようだ。

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