「ロボット」が17位、技術立国日本の大得意分野で再脚光<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「ロボット」が17位にランクインしている。
技術立国として日本はやや色褪せた印象はあるものの、装置関連分野で今なお世界屈指の実力を有しており、例えば半導体供給では台湾や韓国に大きく抜かれてしまったが、半導体製造装置分野では世界トップシェアを有する企業を数多く抱える。また、ロボティクス分野でも抜群の商品競争力を誇る企業が目白押しだ。
生産ラインの省人化や合理化に貢献する産業ロボットについてはグローバルベースで半分近い商品シェアを誇っているが、個別企業でみると、ファナック<6954>が世界でも一頭地を抜く存在で、安川電機<6506>も売上高規模で上位3傑に入るなど存在感を際立たせている。また、製造現場以外でも人とコミュニケーションを図ったり、人に奉仕する役割を担うサービスロボットの普及が加速度的に進んでいる。人工知能(AI)技術の発展もロボットの高付加価値化に一役買っており、近い将来にロボット工学と融合する形で二足歩行ロボットが本格的に普及する公算が大きい。株式市場でも関連銘柄への注目度が足もと高まっている。
関連株の大手では前述のファナック、安川電のほか川崎重工業<7012>や三菱電機<6503>、オムロン<6645>、ヤマハ発動機<7272>、ハーモニック・ドライブ・システムズ<6324>、ナブテスコ<6268>などが挙げられる。このほか、中小型ではCIJ<4826>、JUKI<6440>、川田テクノロジーズ<3443>、JRC<6224>、協立電機<6874>、CYBERDYNE<7779>なども注目される。