東京株式(前引け)=反落、米利下げ思惑後退でリスクオフに

市況
2024年2月1日 11時46分

1日前引けの日経平均株価は前営業日比262円42銭安の3万6024円29銭と反落。前場のプライム市場の売買高概算は9億7467万株、売買代金概算は2兆5727億円。値上がり銘柄数は501、対して値下がり銘柄数は1111、変わらずは45銘柄だった。

きょう前場の東京株式市場は朝方から一貫して利益確定売りに押される展開となった。前日の米国株市場ではFOMC後のパウエルFRB議長の記者会見がタカ派的な内容であったことから、早期利下げ期待が剥落しNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに下落した。ハイテク株の下げが目立ったことで、東京市場でもこの流れを引き継ぐ形となっている。外国為替市場で足もと円高方向に振れていることも嫌気されている。ただ売り一巡後は下げ渋り、日経平均は前引け時点では3万6000円台をキープしている。

個別ではレーザーテック<6920>が大きく売られたほか、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクも軟調。ファーストリテイリング<9983>が売り優勢、トヨタ自動車<7203>も冴えない。あおぞら銀行<8304>はストップ安ウリ気配。エンプラス<6961>、住友ファーマ<4506>なども急落した。半面、アドバンテスト<6857>が堅調、SCREENホールディングス<7735>も人気。JR東日本<9020>が上昇、第一三共<4568>も買いを集めた。このほかテクマトリックス<3762>が急騰、きんでん<1944>も値を飛ばしている。

出所:MINKABU PRESS

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