オルガノが上場来高値を更新、24年3月期営業利益予想を上方修正
オルガノ<6368>が実質上場来高値を更新している。前週末2日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想について、営業利益を200億円から220億円(前期比44.6%増)へ、純利益を140億円から170億円(同44.9%増)へ上方修正したことが好感された。
売上高は、国内外の一部案件で工事スケジュールの遅れが発生しているものの、全体的には概ねスケジュール通りの工事進捗が見込まれることや、各種メンテナンスや設備保有型サービスなどのソリューション事業が好調に推移していることなどから1500億円(同13.3%増)の従来見通しを据え置いた。ただ、プラント案件の利益率改善やソリューション事業・機能商品事業が想定を上回る水準で推移していることが利益を押し上げるとしている。
なお、同時に発表した第3四半期累計(23年4~12月)決算は、売上高1062億3600万円(前年同期比11.7%増)、営業利益141億9400万円(同42.8%増)、純利益102億5000万円(同35.7%増)だった。