「生成AI」が3位にランク、経産省が開発力強化に向けたプロジェクトを開始<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「生成AI」が3位となっている。
経済産業省は2日、生成AIの開発力強化に向けたプロジェクト「GENIAC(ジーニアック)」を開始すると発表した。プロジェクトでは、生成AIのコア技術である基盤モデルの開発に対する計算資源の提供支援、関係者間の連携促進、対外発信などを実施。計算資源については、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が実施する「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業」を活用し、計算資源の確保と利用料補助というかたちで支援する。
生成AI基盤モデルの開発で採択されたのは、ABEJA<5574>が提案した「LLM(生成AIの領域の一つである大規模言語モデル)の社会実装に向けた特化型モデルの元となる汎化的LLM」など。同社はLLMの社会実装に必要不可欠となる精度及び計算コストパフォーマンスの飛躍的な向上を目的に、日本語LLM及び周辺技術の研究開発を行うという。
このほかでは、ソニーグループ<6758>やNTT<9432>グループ、KDDI<9433>などが出資するSakana AI(東京都港区)は「自律型エージェントシステム向け高効率基盤モデルの開発」、Preferred Networks(東京都千代田区)子会社のPreferred Elementsは「100B/1Tパラメータからなる大規模マルチモーダル基盤モデルの構築」を実施する予定。なお、Preferred Networksは昨年12月にインターネットイニシアティブ<3774>などと超高効率AI計算基盤の研究開発を開始したことを明らかにしている。