日清オイリオが上場来高値更新、24年3月期利益及び配当予想を上方修正
日清オイリオグループ<2602>が急反発し上場来高値を更新している。前週末9日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想について、営業利益を180億円から205億円(前期比26.7%増)へ、純利益を125億円から135億円(同21.0%増)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を60円から90円へ引き上げたことが好感されている。
売上高は5100億円(同8.4%減)の従来見通しを据え置いたものの、油脂・油糧事業において付加価値品の販売拡大やソリューション提案の強化などに注力した結果、適正な販売価格を形成することができたことが利益押し上げに寄与した。なお、年間配当は150円(前期120円)となる予定だ。
同時に発表した第3四半期累計(23年4~12月)決算は、売上高3905億4200万円(前年同期比8.1%減)、営業利益194億5700万円(同32.4%増)、純利益138億3400万円(同26.1%増)だった。