注目銘柄ダイジェスト(前場):トレンド、DyDo、ヘッドウォーターなど

市況
2024年2月16日 11時49分

サントリーBF<2587>:4615円(-101円)

大幅続落。前日に23年12月期決算を発表、営業利益は1417億円で前期比1.5%増、10-12月期は前年同期比0.9%増にとどまり、7-9月期の同38.6%増から増益率は鈍化。24年12月期は1490億円で前期比5.1%増の見通し、1570億円程度のコンセンサスはやや下振れへ。製品値上げに関しては、小型PETボトルも含め積極的に検討しているにとどめている。26年12月期ROE目標値なども物足りないとの見方が優勢のようだ。

ETSHD<1789>:642円 カ -

買い気配。50万V送電線(宮城丸森幹線)新設工事の追加受注を発表している。累計受注増額は6985百万円で、うち今回の受注金額は6040百万円となっているもよう。工期は26年4月までとなり、受注金額のうち6009百万円に関しては、24年9月期から26年9月期にかけて売上計上されるようだ。前期売上高実績は約80億円であり、当面の業績インパクトにつながるとの見方に。

トレンド<4704>:7406円(-1315円)

大幅続落。。前日に23年12月期の決算を発表、営業利益は326億円で前期比4.0%増となり、従来予想の348億円を下振れる着地に。コストが想定を上振れる形になったもよう。また、リストラ関連費用計上で純利益は170億円計画に対し107億円での着地に。24年12月期は大幅増益の見通しで、発行済み株式数の4.64%に当たる630万株、400億円上限の自己株式取得実施も発表しているが、株主還元策に関しては期待感も先行していたようだ。

DyDo<2590>:3025円(+158円)

大幅反発。前日に24年1月期の業績上方修正を発表している。営業利益は従来予想の25億円から37億円、前期比5.2倍の水準に引き上げ。、国内飲料事業において価格改定効果が顕在化したこと、海外飲料事業の主軸であるトルコ子会社において中東問題を受けた飲料受注が急増したことなどが背景。また、繰延税金資産の計上によって、純利益は8億円から44億円にまで引き上げている。

東エレク<8035>:35300円(+90円)

続伸。前日に米半導体製造装置メーカーの最大手アプライド・マテリアルズが決算を発表している。2-4月期売上高は約65億ドル(約9700億円)の見通しとし、市場予想の63.2億ドルを上振れ。EPSは1.79-2.15ドルのレンジ予想、市場予想はレンジ下限水準であったもよう。想定以上のガイダンスを受けて株価は時間外取引で一時10%強の上昇に。同社を始め国内半導体関連の強気材料へとつながっている。

CaSy<9215>:911円(+31円)

大幅に3日ぶり反発。家事代行事業者に向けた新サービス「MoNiCa」の提供を開始すると発表している。政府による家事代行サービスの利用支援を背景に開発した業務管理システム。家事代行事業者は情報管理をデジタル化し、業務時間の短縮やミスの軽減を実現できるという。顧客や家事代行スタッフはオンラインでサービス依頼や稼働を管理でき、依頼からサービス開始までのリードタイムを短縮できるとしている。

トラースOP<6696>:272円(+10円)

大幅高。自社が開発したAIによる電力削減ソリューション「AIrux8」をクレア(福島県喜多方市)の慶徳工場へ導入した結果、空調設備の電力使用量を29.6%削減できたと発表している。クレアは原油価格の高騰に伴う電気料金値上げを受け、戦略販売パートナーでの加賀電子<8154>から同ソリューションを紹介されたという。AIrux8で消費電力や人の動きを見える化し、データとして取得できたことで節電が進んだとしている。

ヘッドウォーター<4011>:11030円(+1500円)

ストップ高。日本マイクロソフトの「Azure OpenAI Service」利用企業向けにテキスト、音声、画像・映像の複合的な生成AI支援を行う「マルチモーダルAIラボサービス」の提供を開始したと発表している。マルチモーダルAIは、様々な種類の情報を利用して高度な判断を行うAI。テキストの枠を超え、ユーザーはテキスト、音声、画像、動画をベースに新しいコンテンツを生成できるようになるという。

《ST》

提供:フィスコ

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