話題株ピックアップ【昼刊】:アドテスト、日経レバ、双日

注目
2024年2月22日 11時39分

■八洲電機 <3153>  1,554円  +221 円 (+16.6%)  11:30現在  東証プライム 上昇率トップ

八洲電機<3153>が急騰。同社は21日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想の上方修正と特別株主優待制度の実施を発表しており、好感されたようだ。今期の売上高予想を20億円増額して640億円(前期比6.2%増)に引き上げた。これまで過去最高益となる見通しを示していた経常利益についても3億円増額して38億円(同29.7%増)に見通しを修正した。プラント事業を中心に業績が引き続き好調に推移する。また、従来の9月末日の株主を対象に実施する株主優待制度について、24年3月末日の株主に対しても同条件で実施する。100株以上を保有する株主を対象に、保有株数と保有期間に応じた金額分の「全国共通お食事券/東日本復興支援ジェフグルメカード」を贈呈する。

■日本信号 <6741>  1,021円  +50 円 (+5.2%)  11:30現在

日本信号<6741>は反発。同社はこの日、台湾交通部鉄道局から「台湾・花東線の設備更新・改修事業 (信号電子連動装置更新、変電、電力監視制御システム及び通信システム改修)」を受注したと発表。これが材料視されている。受注金額は約54億台湾ドル(約254億円)、工事期間は今年1月~2028年12月。信号電子連動装置更新をはじめとした花東線(花蓮~知本間)の複線化に関する事業という。

■アドバンテスト <6857>  6,928円  +334 円 (+5.1%)  11:30現在

アドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>をはじめ半導体製造装置の主力銘柄が軒並みカイ気配スタートと物色人気化の様相を呈している。注目された米画像処理半導体大手エヌビディア<NVDA>の11~1月決算は売上高が前年同期比3.7倍と急増し事前予想を大きく上回った。また、2~4月期の予想についても市場コンセンサスを上回る内容だったことで、同社の株価は時間外で大幅高に買われている。生成AI市場の急拡大でデータセンター向け半導体需要が高水準に推移、収益を押し上げる格好となっており、改めてマーケットの耳目を驚かせた。これを受けて、GPU用テスターでエヌビディアと強固な取引関係を有するアドテストのほか、精密加工装置で商機拡大が期待されるディスコなどにも買いが集中、東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>、SCREENホールディングス<7735>なども一斉高に買われる展開となっている。

■湖池屋 <2226>  8,510円  +400 円 (+4.9%)  11:30現在

湖池屋<2226>は3日続伸。21日取引終了後に株式分割の実施を発表しており、これが好感されている。3月31日を基準日として1株を2株に分割する。

■日経レバ <1570>  28,390円  +905 円 (+3.3%)  11:30現在

NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信<1570>が大幅高。日経レバは日経平均株価にリンクされる形で組成されたETFで、価格変動率が2倍に設定されていることからボラティリティの高さが特徴。足もとでリスクオン相場が加速するなか、個人投資家などをはじめ短期筋の売買が活発化している。日経平均株価は朝方高く始まった後、先物主導で上げ幅を段階的に広げたが、前場取引中盤には3万8924円まで駆け上がり、1989年の大納会につけた史上最高値3万8915円87銭(終値ベース)を上回る場面があった。これに連動する格好で日経レバも今月16日の高値をクリア、過去最高値圏に浮上した。

■双日 <2768>  3,857円  +59 円 (+1.6%)  11:30現在

双日<2768>が続伸している。21日の取引終了後、パナマで「キア」「マツダ」ブランドなどの正規ディーラーを運営するシラバモーターズ社の全株式を取得し、パナマにおける自動車ディーラー事業へ参入したと発表しており、好材料視されている。シラバ社は、パナマで自動車の正規輸入卸とディーラー運営を展開しており、輸入から小売まで一貫して自社ネットワークで販売とサービスを提供する年間販売台数でパナマ第2位の自動車販売会社。パナマは、中南米における経済・物流の要衝として位置づけられており、同地域では高い成長潜在力を有し、今後も継続的に人口増加が期待されている。経済成長に伴う中間所得層の台頭による内需拡大も含めて、自動車セクターでも更なる市場の拡大が期待されていることから、同社では中南米市場の戦略的重要拠点として位置づけており、他の中南米市場における自動車関連事業とのシナジーを追求し、自動車事業のバリューチェーンの強化・拡大に取り組むとしている。

■西松屋チェーン <7545>  2,135円  +31 円 (+1.5%)  11:30現在

西松屋チェーン<7545>が続伸している。21日の取引終了後に発表した2月度(1月21日~2月20日)の月次売上高速報で、既存店売上高が前年同月比1.6%増と2カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。気温の高い日が多かったことで、春物衣料の売り上げが伸長した。加えて、育児・服飾雑貨の売り上げも期間を通じて好調に推移した。なお、全店売上高は同5.0%増だった。

■カカクコム <2371>  1,718円  +12.5 円 (+0.7%)  11:30現在

カカクコム<2371>がしっかり。21日の取引終了後、自社株354万4700株(発行済み株数の1.76%)を2月29日付で消却すると発表しており、好材料視されている。なお、消却後の発行済み株数は1億9821万8300株となる予定だ。

■グリー <3632>  490円  -37 円 (-7.0%)  11:30現在  東証プライム 下落率トップ

21日に発表した「海外売り出しを実施」が売り材料。

KDDI <9433> による800万株の海外売り出しを実施する。売出価格は21日から22日までの期間に決定される。

■関西ペイント <4613>  2,277円  -32 円 (-1.4%)  11:30現在

関西ペイント<4613>が軟調。21日取引終了後、2本立てのユーロ円建転換社債型新株予約権付社債(CB)を発行し1000億円を調達することを発表した。うち400億円を自社株買い資金に充てた。29年3月満期の5年債と31年3月満期の7年債の2本立てで、発行金額はそれぞれ600億円と400億円。転換価格は5年債、7年債ともに2771円で決まった。ユーロ円CBの調達資金は、M&Aや設備投資、自社株買い資金などに充てる。また、2000万株(発行済み株式数の8.78%)、400億円を上限とする自社株買いも発表。22日の午前8時45分に、1456万9500株(約336億円)を東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)において買い付けた。

■メディカル一光グループ <3353>  2,643円  +413 円 (+18.5%) 一時ストップ高   11:30現在

メディカル一光グループ<3353>が急伸している。同社は21日取引終了後、24年2月期通期の連結業績予想と期末配当計画を上方修正しており、これが好感されているようだ。売上高予想は従来の397億2000万円から399億8000万円(前期比17.9%増)、営業利益予想は12億1000万円から15億3000万円(同63.6%増)に引き上げた。主力の調剤薬局事業で、既存店の処方箋応需枚数が伸びていることなどが主な要因だとしている。また、期末配当を従来計画比5円増額の25円とすることも発表。これにより、中間配当の20円をあわせた年間配当は45円(前期は40円)となる。

■ナルネット <5870>  1,056円  +150 円 (+16.6%) ストップ高買い気配   11:30現在

ナルネットコミュニケーションズ<5870>がカイ気配。日本経済新聞電子版が21日の取引終了後、「伊藤忠商事グループと企業再生ファンドのジェイ・ウィル・パートナーズ(JWP)が中古車販売大手ビッグモーター(東京都多摩市)を買収する方向で最終調整に入ったことが21日、わかった」と報じた。ナルネットは自動車メンテナンス受託事業などを手掛け、大株主は伊藤忠商事<8001>と伊藤忠エネクス<8133>が設立したMobility & Maintenance Japanとなっている。伊藤忠によるビッグモーターの買収が実現した際の事業へのプラス効果への思惑が広がり、買いが集まったようだ。報道によると、ビッグモーターの会社を分割したうえで、新会社に中古車事業の大半を引き継ぐ形とし、創業家は新会社の経営に関与しないという。

■ミクリード <7687>  1,887円  +257 円 (+15.8%)  11:30現在

ミクリード<7687>が高い。21日の取引終了後、3月31日を基準日として1対3株の株式分割を実施すると発表。これが好感されている。

■マーキュリア <7347>  852円  +103 円 (+13.8%)  11:30現在  東証プライム 上昇率2位

マーキュリアホールディングス<7347>が3日ぶりに急反発している。同社は21日取引終了後、マニエスグループ(東京都千代田区)と台湾でのメガソーラー共同開発に関して業務提携したと発表。これが材料視されているようだ。第1号案件として、双方共同で設立したプロジェクトカンパニーを通じて、台湾中部地方での設備容量100~150メガワット規模となる漁電共生型太陽光発電所の開発権を獲得。27年度末の完工を目指すとしている。

■レイ <4317>  476円  +39 円 (+8.9%)  11:30現在

レイ<4317>はマドを開けて買われ急伸。21日取引終了後に24年2月期配当予想の上方修正を発表しており、これを好感した買いが集まっている。期末一括配当予想を10円から15円(前期15円)に増額する。

●ストップ高銘柄

山大 <7426>  2,303円  +400 円 (+21.0%) ストップ高   11:30現在

テーオーHD <9812>  537円  +80 円 (+17.5%) ストップ高   11:30現在

海帆 <3133>  1,111円  +150 円 (+15.6%) ストップ高   11:30現在

など、4銘柄

●ストップ安銘柄

なし

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.