株価指数先物【引け後】 膠着ながら下値切り上げのトレンドは継続

市況
2024年2月26日 18時18分

大阪3月限

日経225先物 39230 +110 (+0.28%)

TOPIX先物 2677.0 +17.5 (+0.65%)

日経225先物(3月限)は前日比110円高の3万9230円で取引を終了。寄り付きは3万9450円と、シカゴ日経平均先物(3月限)清算値(3万9470円)にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まった。寄り付き直後に付けた3万9460円を高値に軟化し、現物の寄り付き後ほどなくして3万9180円まで上げ幅を縮めた。売り一巡後は押し目待ち狙いの買い意欲の強さがうかがえ、前場終盤にかけて3万9370円まで買い戻された。

その後はボリンジャーバンドの+2σ(3万9320円)処で攻防を見せていた。後場終盤には持ち高調整により3万9170円と朝方に付けた安値を下回る場面も見られたが、引け間際にインデックス買いが入り3万9230円で終えた。

上向きで推移する+2σはナイトセッションでは3万9560円処に、+3σは4万0750円辺りに上昇してくる。膠着ながらもバンドに沿った形で下値切り上げのトレンドが続くなか、調整場面では押し目狙いのロングに向かわせよう。戻りの鈍さが意識される局面では+2σが抵抗として機能する可能性もあるため、オプション権利行使価格の3万9250円を中心とした、権利行使価格3万9000円から3万9500円辺りのレンジ推移になりそうだ。

また、本日は東京エレクトロン <8035> [東証P]、KDDI <9433> [東証P]、レーザーテック <6920> [東証P]、SCREENホールディングス <7735> [東証P]、ソニーグループ <6758> [東証P]など、指数インパクトの大きい値がさハイテク株を中心に利益確定の売りが優勢だった。一方で、ファーストリテイリング <9983> [東証P]のほか、薬品株の上昇が目立っており、リバランスの動きとみられる。

なお、NT倍率は先物中心限月で14.65倍に低下した。寄り付きは14.73倍と上昇して始まったが、その後はNTロングの利益確定に伴うリバランスが優勢になったようだ。+2σに上値を抑えられる格好となるなか、14.57倍辺りに位置する+1σ辺りまで低下してくる場面があれば、改めてNTロングに向かわせるタイミングになろう。

手口面(立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が3万2401枚、ソシエテジェネラル証券が1万4061枚、サスケハナ・ホンコンが5360枚、野村証券が2750枚、バークレイズ証券が2574枚、SBI証券が2457枚、モルガンMUFG証券が2299枚、JPモルガン証券が1920枚、ゴールドマン証券が1918枚、ビーオブエー証券が1754枚だった。

TOPIX先物は、ABNクリアリン証券が2万4588枚、ソシエテジェネラル証券が1万5469枚、バークレイズ証券が4536枚、ゴールドマン証券が4435枚、サスケハナ・ホンコンが4404枚、JPモルガン証券が4176枚、ビーオブエー証券が2943枚、モルガンMUFG証券が2923枚、HSBC証券が2189枚、野村証券が1761枚だった。

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