東京株式(前引け)=続落、米株安を引き継ぎ目先利食い優勢

市況
2024年2月29日 11時49分

29日前引けの日経平均株価は前営業日比254円54銭安の3万8953円49銭と続落。前場のプライム市場の売買高概算は8億4434万株、売買代金概算は2兆3128億円。値上がり銘柄数は465、対して値下がり銘柄数は1138、変わらずは53銘柄だった。

きょう前場の東京株式市場は売買代金上位の値がさ株中心に売りに押される地合いで、日経平均は下値を探る展開を強いられた。前引け時点でフシ目の3万9000円台を割り込んだ。前日の米国株市場でNYダウなど主要株価指数が揃って軟調な動きをみせたことで、目先買い手控えムードが広がった。日本時間今晩に予定される1月の米PCEデフレーターの発表を控え、持ち高調整の売りが表面化。機関投資家のリバランスの売りも加わり全体指数を押し下げた。日銀審議委員の発言を受けて外国為替市場では円が買われ、1ドル=150円を割り込む水準まで急速に円高方向に振れたことも嫌気された。個別株は全体の7割近い銘柄が値を下げた。

個別ではレーザーテック<6920>が安く、ルネサスエレクトロニクス<6723>が軟調、ソフトバンクグループ<9984>、ソニーグループ<6758>も値を下げた。三菱重工業<7011>が下値を試し、イビデン<4062>の下げも目立つ。レノバ<9519>が大幅安、ACCESS<4813>、ユーザーローカル<3984>も売られた。半面、川崎汽船<9107>をはじめ海運株が物色人気に。あおぞら銀行<8304>が値を飛ばし、ディスコ<6146>の上げ足も目を引く。セブン&アイ・ホールディングス<3382>も高い。このほか、JVCケンウッド<6632>、マネックスグループ<8698>などに買いが集まった。

出所:MINKABU PRESS

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