話題株ピックアップ【昼刊】:大林組、JALCO、ZOZO

注目
2024年3月5日 11時36分

■クロスキャット <2307>  1,922円  +400 円 (+26.3%) ストップ高   11:30現在  東証プライム 上昇率トップ

クロスキャット<2307>の騰勢加速、400円高はストップ高となる1922円に買われる人気となっている。前日に続くストップ高となり2営業日合計で57%あまりの急騰劇となった。東京市場では足もと人工知能(AI)関連株への投資マネー流入が堰を切ったように加速している。そのなか、同社はAI分野に経営資源を投下し積極展開を図っており、業績もトップライン、利益とも急成長局面にあることで見直し買いの対象となっている。6割近く株価水準を切り上げながら、時価予想PERは依然として25倍台で割高感に乏しいことも株高を後押ししているもようだ。

■大林組 <1802>  1,716.5円  +259.5 円 (+17.8%)  11:30現在  東証プライム 上昇率2位

大林組<1802>が急反騰し昨年来高値を更新している。4日の取引終了後、24年3月期の期末配当予想を21円から51円へ増額修正したことが好感されている。配当方針を従来の「自己資本配当率(DOE)3%程度」から、「自己資本配当率(DOE)5%程度」に変更したことが要因。なお、年間配当は72円(前期42円)となる。

■JALCO <6625>  420円  +49 円 (+13.2%)  11:30現在

JALCOホールディングス<6625>は大幅高で昨年来高値を更新。4日の取引終了後、24年3月期の配当予想を6円から18円(前期6円)に大幅増額修正すると発表。これを好感した買いが入っている。

■ZOZO <3092>  3,632円  +238 円 (+7.0%)  11:30現在  東証プライム 上昇率7位

4日に発表した「日経平均構成銘柄に採用」が買い材料。

日本経済新聞社が日経平均株価の構成銘柄の定期入れ替えを発表。4月1日からZOZO <3092> 、ディスコ <6146> 、ソシオネクスト <6526> を新規採用する一方、宝ホールディングス <2531> 、住友大阪 <5232> 、大平洋金属 <5541> を除外する。

■ユナイテッドアローズ <7606>  1,769円  +53 円 (+3.1%)  11:30現在

ユナイテッドアローズ<7606>が4日ぶりに反発している。4日の取引終了後に発表した2月度の売上概況(速報)で、小売りとネット通販を合わせた既存店売上高が前年同月比14.4%増となり、2カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。気温の上昇とともに春物需要が高まり、メンズ、ウィメンズとも軽衣料全般、春物アウター、シューズ、バッグの動きが目立った。また、うるう年で前年同月に比べて休日が1日多かったことも寄与した。なお、全社売上高は同12.6%増だった。

■ディスコ <6146>  52,910円  +1,390 円 (+2.7%)  11:30現在

4日の取引終了後、日経平均株価の定期入れ替えが発表され、ディスコ<6146>、ソシオネクスト<6526>、ZOZO<3092>が新規採用となった。これを受け、3銘柄とも堅調な値動きとなりZOZOは一時、前日比で5%強の上昇となった。宝ホールディングス<2531>と住友大阪セメント<5232>、大平洋金属<5541>が除外されたが、これら除外銘柄も底堅く推移している。4月1日に入れ替えが実施され、リバランスに伴う売買は3月29日引けに発生すると見られている。

■ウシオ電機 <6925>  2,059円  +51 円 (+2.5%)  11:30現在

ウシオ電機<6925>が3日続伸している。4日の取引終了後、自社株1600万株(発行済み株数の12.95%)を3月25日付で消却すると発表したことが好材料視されている。なお、消却後の発行済み株数は1億750万株となる。

■力の源ホールディングス <3561>  1,581円  +29 円 (+1.9%)  11:30現在

力の源ホールディングス<3561>が4日ぶりに反発している。この日発表の2月度の月次業績動向速報で、既存店売上高が前年同月比19.5%増となり、増収基調が継続していることが好感されている。昨年7月に一風堂及びRAMEN EXPRESS店舗で価格改定を実施したことに加えて、10月に看板商品をリニューアルしたことなどが貢献した。

■住友重機械工業 <6302>  4,529円  +48 円 (+1.1%)  11:30現在

住友重機械工業<6302>が反発している。午前10時ごろ、洋上風力発電事業の強化を目的に、新たな部門として「洋上風力事業推進プロジェクト」を設立したと発表しており、好材料視されている。「洋上風力事業推進プロジェクト」は、基礎構造物製造の事業化に関わる営業、設計及び製造に関連する活動を統括し、また洋上風力関連船舶、各種作業船に関わる営業窓口機能も担当する。同社グループの洋上風力発電領域では、主に住友重機械プロセス機器と住友重機械マリンエンジニアリングが、着床式/浮体式いずれの基礎構造物製造にも転用可能な技術を多く保有していることから、「洋上風力事業推進プロジェクト」を新設することで、これらの技術を事業化に向けて統括するという。

■ファーストリテイリング <9983>  44,320円  +150 円 (+0.3%)  11:30現在

ファーストリテイリング<9983>がしっかり。4日の取引終了後に発表した2月度の国内ユニクロ売上速報で、既存店とEコマースを合わせた売上高が前年同月比7.2%増となり、2カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。月の中旬に気温が高くなったことで春夏商品の需要が高まったことに加えて、新商品の販売が好調だったことが寄与した。内訳では客数が同2.6%増、客単価が同4.4%増といずれも上昇した。

■内田洋行 <8057>  7,050円  -910 円 (-11.4%)  11:30現在  東証プライム 下落率トップ

内田洋行<8057>が急反落。4日取引終了後に発表した24年7月期上期(23年7月21日~24年1月20日)の連結決算は、売上高が前年同期比13.5%増の1069億100万円、営業利益が同29.0%増の29億8600万円だった。大幅な増収増益となったものの、四半期ベースでみると第2四半期が営業赤字に転落しており、足もとの業績悪を嫌気した売りが先行している。インボイス制度に対応したシステム改修案件が増加したほか、クラウドベースのサブスクリプション型ソフトウェアライセンス契約の好調も継続。教育ICTに関する案件も伸びた。なお、通期の増収増益見通しは据え置いている。

■三洋貿易 <3176>  1,252円  -101 円 (-7.5%)  11:30現在  東証プライム 下落率2位

三洋貿易<3176>が急落した。同社は4日、株式の売り出しを決議したと発表しており、需給悪化を警戒した売りを促したようだ。売り出し株式数は228万4100株。上限34万2600株のオーバーアロットメントによる売り出しも予定する。売り出し価格は12日から14日までのいずれかの日に決める。売り出し人は、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>のグループ企業である東銀リースと三井住友フィナンシャルグループ<8316>傘下の三井住友銀行、三井住友トラスト・ホールディングス<8309>傘下の三井住友信託銀行、三菱UFJ銀行、農林中央金庫。

■ファンペップ <4881>  175円  +50 円 (+40.0%) ストップ高買い気配   11:30現在

ファンペップ<4881>はストップ高カイ気配。4日の取引終了後、開発中の花粉症を対象疾患とする抗IgE抗体誘導ペプチド「FPP004X」について、塩野義製薬<4507>との間で資本・業務提携すると発表。これが買い材料視されている。FPP004Xは、体内でIgEに対する抗体産生を誘導することにより治療効果を期待するアレルギーワクチン。2025年からの国内での臨床試験開始を目指し、塩野義との協力関係の下で研究開発を推進していく。塩野義は第三者割当増資の引き受けを通じ、ファンペップ株の約1割を握る筆頭株主になる見通し。あわせて、FPP004Xに関して塩野義とオプション契約を締結した。これにより、塩野義はFPP004Xの全世界における独占的研究開発と商業化権を取得するオプション権を獲得する。ファンペップは塩野義から、契約一時金やマイルストーンなどの合計で最大178億円を受け取る。

■日本ラッド <4736>  1,326円  +300 円 (+29.2%) ストップ高買い気配   11:30現在

日本ラッド<4736>が続急騰、前日に150円高はストップ高で約3年5カ月ぶりに4ケタ大台を回復したが、きょうもカイ気配スタートと上値追いを加速させている。同社はビッグデータ分野に重心を置くシステムインテグレーターで、足もとの業績は絶好調に推移している。4日取引終了後、24年3月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来見通しの1億5000万円から2億5300万円(前期比2.9倍)に大幅増額、これを材料視する形で投資資金が集中した。主要顧客によるシステム開発需要の一時的急増に加え、IoTインテグレーション分野で組込ライセンス需要の急拡大などが業績を押し上げている。

■山大 <7426>  5,110円  +705 円 (+16.0%) ストップ高   11:30現在

山大<7426>がストップ高の5110円に買われている。4日の取引終了後に近畿財務局に提出された大量保有報告書で、個人投資家の塩満健一氏の保有割合が8.06%と、新たに5%を超えたことが判明。これを受けて需給思惑的な買いが入っているようだ。保有目的は純投資。なお、報告義務発生日は2月26日としている。

●ストップ高銘柄

QPS研究所 <5595>  3,995円  +700 円 (+21.2%) ストップ高   11:30現在

ユビキタスAI <3858>  885円  +150 円 (+20.4%) ストップ高   11:30現在

テックファム <3625>  668円  +100 円 (+17.6%) ストップ高買い気配   11:30現在

yutori <5892>  7,130円  +1,000 円 (+16.3%) ストップ高   11:30現在

データセクション <3905>  1,135円  +150 円 (+15.2%) ストップ高   11:30現在

など、11銘柄

●ストップ安銘柄

なし

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.