東京株式(前引け)=続落、米株安嫌気も売り一巡後は下げ渋る
6日前引けの日経平均株価は前営業日比99円97銭安の3万9997円66銭と続落。前場のプライム市場の売買高概算は9億675万株、売買代金概算は2兆5499億円。値上がり銘柄数は1116、対して値下がり銘柄数は487、変わらずは52銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は主力株中心に売り優勢の地合いとなり、日経平均は下値を試す展開となった。前日の米国株市場でNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに大きく値を下げたことで、東京市場でも利益確定の動きを誘発する形となった。もっとも下値は固く、日経平均は一時300円以上下げる場面もあったが、その後は押し目買いで下げ渋りTOPIXはプラス圏で着地した。電力株や不動産株など内需株が買われ全体相場を支える形に。半導体関連も一部の銘柄は頑強な値動きをみせるなど、押し目買い意欲が反映された。なお、値上がり銘柄数が値下がりを大幅に上回った。
個別では三井E&S<7003>が活況高となり、SCREENホールディングス<7735>も堅調。三菱重工業<7011>も買いが優勢。フォーカスシステムズ<4662>が値上がり率トップに買われ、ツムラ<4540>、アインホールディングス<9627>はストップ高を演じた。半面、レーザーテック<6920>、ディスコ<6146>が安く、川崎汽船<9107>も売りに押された。さくらインターネット<3778>が利益確定売りに押され、キーエンス<6861>も軟調。ファーストリテイリング<9983>も下値を探った。