住石HDはS高カイ気配、「もしトラ」で思惑買いの指摘も
住石ホールディングス<1514>がストップ高の水準となる前営業日比705円高の5570円でカイ気配となっている。このまま引ければ4日連続のストップ高と、急騰劇を演じている。特段の材料がないなかで「連日の急騰がさまざまな思惑を広げる形となり、短期資金を巻き込んで人気化している」(国内証券の投資情報担当者)という。米大統領選の共和党候補に関し、トランプ前大統領の指名獲得が確実な状況となるなか、トランプ氏の大統領再選シナリオを見据えて、石炭関連株である住石HDへの資金が流入しているとの見方が一部にあり、この日は日本コークス工業<3315>も大幅高となるなど、思惑買いが広がっている。更に、住石HDに対しては、空売りポジションを抱える外資系の機関投資家がショートカバーに動かざるを得なくなるとの思惑もあって、投資家の関心が一段と高まっている面もあるとみられている。