稲葉製作は3日連騰、24年7月期業績予想の上方修正と自社株買い発表を好感
稲葉製作所<3421>は3連騰している。前週末15日の取引終了後、24年7月期の連結業績予想について、営業利益を30億8000万円(前期比11.8%増)へ上方修正し、減益予想から一転して増益予想としたことが好感されている。
鋼製物置事業で価格改定前の駆け込み需要の反動や価格改定後の需要減少があり、売上高は440億円から426億円(同1.9%増)へ下方修正したが、生産性向上などに引き続き注力し、材料費や加工費の低減により原価率が改善したことに加えて、営業費用の見直しにより販管費が抑制されることが利益を上振れさせるとしている。
なお、同時に発表した第2四半期累計(23年8月~24年1月)決算は、売上高200億4100万円(前年同期比1.3%減)、営業利益13億6300万円(同21.4%増)だった。
同時に、上限を50万株(発行済み株数の3.0%)、または7億5000万円とする自社株買いを実施すると発表しており、これも好材料視されている。取得期間は3月18日から8月30日まで。