T-BASEはカイ気配、業績変貌と増配・自社株買いなど株主還元の大幅強化で人気集中
TOKYO BASE<3415>はカイ気配スタートで上値指向を強めている。日本ブランドに特化したアパレルのセレクトショップを展開するが、業績はインバウンド需要なども取り込み急拡大路線に突入している。同社が18日取引終了後に発表した24年1月期決算は営業利益が前の期比4.1倍の8億8100万円と高変化を示したが、続く25年1月期も前期比82%増の16億円を予想しており、ポジティブサプライズとなった。更に今期の年間配当は前期実績に1円上乗せされた5円を計画。加えて、発行済み株式数の6.52%相当の300万株、金額ベースで10億円を上限とする自社株買いを実施することも併せて発表した。取得した自社株は3月28日付で全て消却する予定で、こうした株主還元強化の動きも投資資金の攻勢を促す背景となっている。株価300円台で値ごろ感もあり、値幅取りを狙った個人投資家の短期資金などを誘導している。