さくらネットが大幅高で一時8000円台回復、エヌビディア関連で再注目
さくらインターネット<3778>が大幅高で3連騰と戻り足を強めている。前日にストップ高に買われる人気となったが、きょうも目先筋の利益確定売りを吸収し、一時890円高と値を飛ばし7営業日ぶりに8000円台を回復する場面があった。同社は経済産業省からクラウド基盤の整備を目的とした「クラウドプログラム」の供給確保計画で認定を受け、生成AI開発の基盤づくりで活躍が期待されている。また、米国で人工知能(AI)関連のシンボルストックとなっているエヌビディア<NVDA>が、データセンター向けGPUの供給でさくらネットと連携する方針を示すなどエヌビディア関連の最右翼としても注目度が高い。エヌビディアは現地時間18日に行われた開発者会議でAI向け次世代GPU「GB200」を今年後半に出荷することを発表、現在の主力である「H100」と比較して処理速度が最大30倍という高性能商品で市場の耳目を驚かせた。これがさくらネットの株価を改めて刺激する格好となっている。